2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10143106
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
有川 節夫 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (40037221)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸岡 章 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50005427)
佐藤 泰介 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (90272690)
佐藤 雅彦 京都大学, 大学院・情報学研究科, 教授 (20027387)
金田 康正 東京大学, 情報基礎センター, 教授 (90115551)
宮野 悟 東京大学, 医科学研究所, 教授 (50128104)
|
Keywords | 発見科学 / 知識科学 / データマイニング / データベース / 科学的発見の論理 / アブダクション / 機械学習 / ネットワークエージェント |
Research Abstract |
特定領域研究(A)「巨大学術社会情報からの知識発見に関する基礎研究(略称:発見科学)」の総括班として、領域全体の企画・調整・評価を行い、さらに、各研究項目を横断する基礎研究を行うのが主な目的である。最終年度の本年は以下のような研究活動を行った。 (1)総括班会議:平成12年7月15日(高知グリーン会館)、12月4日(京都リサーチパーク)、平成13年3月5日(学術総合センター)で会議を開き、全体会議の企画、今年度の研究成果報告書、国際会議Discovery Science開催計画、今年度の研究活動・成果の評価と総括を行った。 (2)国際会議「発見科学」平成12年12月4日〜6日に京都リサーチパークにおいてドイツ及び米国等の著名な研究者8名を招待し、約150人の参加を得て開催した。同時に、参加した外国人研究者に本特定領域研究の成果に関する意見を求めた。国際会議「発見科学」の論文集をドイツのSpringer-Verlag社から出版した。 (3)チュートリアル:領域代表者が、内外の研究会等からの要請に応じて本特定領域研究に関する講演を行い、研究分野の啓蒙と研究成果の普及を図った。 (4)研究成果の発表とレビュー:発見科学に関連のある外国での国際会議等に研究者を派遣し、本特定領域研究による研究成果を発表し、外国における最新の研究状況を調査し、同時に研究成果のレビューを受けた。本年度は総括班から延べ6人の研究者を派遣した。 (5)研究成果発表会:平成13年3月5日〜6日に学術総合センターにおいて、全研究者参加による公開の研究成果発表会を開催し、研究成果報告書を刊行した。 (6)ニュースレター:研究活動状況を周知させるために、本特定領域研究のホームページを開設し、ニュースレターを発行した。 (7)プログレスレポート:外国人研究者によるレビューのために、英文による研究計画、進捗状況の概要をまとめたProgress Reportを発行した。 (8)横断的研究:設定した5つの研究項目に跨る横断的な研究として、「知識科学としての発見科学」、「言語データからの知識発見」及び「画像データからの知識発見」というテーマで研究を展開した。(大須賀、辻井、鳥脇) (9)増額要求を行い、大容量ネットワークディスクシステムを配備し、班員が収集したデータの維持管理を行った。
|
Research Products
(8 results)
-
[Publications] 有川節夫 et al.: "発見科学の構想と展開"人口知能学会誌. 15-4. 595-607 (2000)
-
[Publications] M.Sato et al.: "A Simply Typed Context Calculus with First-Class Environments"Proc.Fifth International Symposium on Functional and Logic Programming, Lecture Notes in Computer Science . (to appear). (2001)
-
[Publications] 佐藤泰介 et al.: "論理プログラムの新しい完備化と論理式の置換に基づく計算手続きについて"情報処理学会論文誌. 41-11. 3023-3036 (2000)
-
[Publications] Y.Sakai,A.Maruoka: "Learning monotone log-term DNF formulas under the uniform distribution"Theory Comput Systems. 33. 17-33 (2000)
-
[Publications] S.Miyano et al.: "Polynomial-time learning of elementary formal systems"New Generation Computing. 18. 217-242 (2000)
-
[Publications] Y.Kanada et al.: "Performance of Automatically Tuned Parallel GMRES (m) Method on Distributed Memory Machines"Proc.of VecPar 2000. 251-264 (2000)
-
[Publications] S.Arikawa and S.Morishita: "Discovery Science, Lecture Notes in Artificial Intelligence 1967"Springer-Verlag. 332 (2000)
-
[Publications] H.Motoda,S.Arikawa: "Discovery Science, New Generation Computing Vol.18, No.1"Springer-Verlag. 86 (2000)