2000 Fiscal Year Annual Research Report
情報化社会における地域産業・社会の階層構造変容と地域住民の生活変容
Project/Area Number |
10301007
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
鎌田 哲宏 静岡大学, 情報学部, 教授 (40022256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 章二 静岡大学, 情報学部, 教授 (30202732)
西原 純 静岡大学, 情報学部, 教授 (30136626)
藤井 史朗 静岡大学, 情報学部, 教授 (00145971)
笹原 恵 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40237813)
岡田 安功 静岡大学, 情報学部, 教授 (80283331)
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Keywords | 情報化 / 浜松市 / 地域社会 / 中小企業 |
Research Abstract |
平成12年度は、(1)主要フィールドの静岡県について、全市町村を対象に「自治体情報化」の現状と課題についてのアンケート調査を実施し、分析を進めた。また同時に各自治体ホームページの検索・分類を行った。(2)科研費のメンバーを中心に、「情報化」が社会各分野や諸学問領域に及ぼす影響を理論的に検討したテキストを作った。科研費メンバーは、個人と社会の関係、家族、情報法学、地域情報学、歴史と情報、データ分析などの諸領域と「情報化」の関係を分析・整理した。(3)主フィールドの浜松市をはじめ、比較対象としての東京世田谷区などの現地調査を進めた。浜松市に対しては、通勤行動や都市再開発の取り組みなどについて調査を行い、東京世田谷区に対しては、三軒茶屋地区の開発の地域社会に及ぼしている影響を、情報産業の進出との関係で調査・分析した。(4)静岡県、浜松市の歴史を追跡するためのマイクロフィルムを購入し、基礎的な検討を進めた。 今年度も、地域社会に対する「情報化」の影響を取り押さえるための基礎的な検討を進め、また浜松市や他の地域の現状調査を進めてきたが、来年度は、浜松市地域社会の全体像をとりまとめる方向で、取り組みを集約していきたい。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 藤井史朗: "城南・品川の中小工場があぶない"城南工業地帯の衰退と地域社会の変容,こうち書房. 47-78 (2000)
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[Publications] 西原純,鈴木康晴: "浜松都市圏の郊外化の進展と通勤行動の社会的特徴"情報学研究. 6. 1-14 (2000)
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[Publications] 西原純: "産業構造の転換と工業都市の発展"中部1地図で読む百年,古今書院. 89-96 (2000)
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[Publications] 荒川章二: "歴史の中の地域とネットワーク・情報"情報社会の見える人、見えない人,公人社. 257-266 (2000)
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[Publications] 笹原恵: "家族と情報"情報社会の見える人、見えない人,公人社. 17-32 (2000)
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[Publications] 山田文康,村松正浩: "データの要約とそれからの残差"情報社会の見える人、見えない人,公人社. 307-319 (2000)
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[Publications] 岡田安功,藤井史朗 編: "情報社会の見える人、見えない人"公人社. 343 (2000)
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[Publications] 佐々木隆爾,藤井史朗,世田谷自治問題研究所 編: "大都市卸小売業の現在と未来"こうち書房. 151 (2001)