1998 Fiscal Year Annual Research Report
地方分権下の地域創造と生涯学習の構造化に関する理論的・実証的研究
Project/Area Number |
10301012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 敏正 北海道大学, 教育学部, 教授 (70093648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
末本 誠 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80162840)
伊藤 彰男 三重大学, 教育学部, 教授
姉崎 洋一 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (80128636)
高橋 満 東北大学, 教育学部, 助教授 (70171527)
玉井 康之 北海道教育大学, 釧路校, 助教授 (60227262)
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Keywords | 地方分権 / 地域創造 / 学習の構造化 / アクション・リサーチ |
Research Abstract |
本年度は、第1に、平成10年6月および8月に全体の研究計画・研究方法に関する研究会を開催した。その主要な成果については、研究代表者が日本社会教育学会(大阪教育大学、9月)で「現代生涯学習のシステム化と構造化」と題して報告し、鈴木敏正『エンパワーメントの教育学』 (北樹出版、1999年2月)第5章として公刊した。 第2に、各調査地域における予備調査的アクション・リサーチであるが、9月の研究会(大阪)で各地調査計画を吟味したのちに、各地で平行して実施し、平成11年1月に中間まとめの研究会(札幌)を行った。その際、各調査地域とも当初予定していた調査対象地域よりも範囲を広げ、比較調査を行いながら、予定地域がアクション・リサーチに耐え得るものであるかどうかを吟味した。とくに来年度の調査が予定されている豊田市と国分寺市については、詳細な検討を行っている。 第3に、初年度から定点観測的地域として位置づけている飯田市については、地域の社会教育職員および実践者とのコンタクトをとり、平成11年2月に予備的調査を実施した。これらをふまえて3月に、研究分担者全員参加のもと、第1回目の本調査を行う予定である。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 玉井 康之: "地域創造における学校と公民館の連携" 日本社会教育学会特別年報(現代公民館の創造). (1999)
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[Publications] 宮崎 隆志: "イギリスにおけるコミュニティケアの展開と職員の専門性" 社会教育研究. 18. 1-13 (1999)
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[Publications] 内田 和浩: "自治体管理職員の自己形成と地域づくり主体形成のシステム化" 社会教育研究. 18. 32-46 (1999)
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[Publications] 姉崎 洋一: "社会教育法改正をめぐる動きと課題" 季刊 教育法. 118. 10-14 (1998)
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[Publications] 高橋 満: "社会的市民権としての継続教育" 社会学年報. 27. 49-68 (1998)
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[Publications] 末本 誠: "現代公民館と地域的共同の創造" 日本社会教育学会特別年報(現代公民館の創造). (1999)
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[Publications] 鈴木敏正(編集代表): "自己教育の主体として-地域生涯学習計画論-" 北樹出版, 250 (1998)
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[Publications] 鈴木敏正: "エンパワーメントの教育学" 北樹出版, 223 (1999)