1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10304013
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
谷口 義明 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40192637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 隆 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80212992)
有本 信雄 東京大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60242096)
岡村 定矩 東京大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20114423)
土居 守 東京大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00242090)
関口 真木 東京大学, 宇宙科研究所, 助教授 (40216528)
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Keywords | 銀河の形成 / 銀河の進化 / スターバースト |
Research Abstract |
本研究では、文部省国立天文台がアメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島マウナケア山頂に建設している口径8.2mのすばる望遠鏡を用いて、銀河の形成と進化に関する研究を推進している。すばる望遠鏡の最大のメリットは広視野主焦点カメラを有していることである。この装置は他の8m-10m扱いの望遠鏡にはないものであり、この特色を生かした銀河の研究には、世界中の研究者が注目している。 我々は従来全くやられてこなかった狭帯域フィルターを使用したディープサーべイを行うことにしており、この研究により銀河の形成と進化に関する研究は飛躍的に進展すると期待している。それは約100万個の銀河と1万個のクェーサーを検出し、赤方偏移(すなわち宇宙年齢)毎の銀河や活動銀河核の進化を追うことが出来るからである。その意味で本研究は当該分野の研究に一時代を画するものとなるであろう。 来年度は、狭帯域フィルターを完成することに全力を注いだすばる望遠鏡の広視野主焦点カメラ用のフィルターはサイズが20mを越え、この種の大型フィルターを全面にわたって均質に作成することは一般的に極めて難しい。我々は入念に仕様の検討を昨年度から行ってきており、本年度内に全てのフィルターを作成することに成功した。一方銀河モデルの開発も順調に進み、いよいよ本観測を待つ段階までこぎつけた。観測は早ければ2000年春、遅れても2000年の秋からスタートさせる目途がついてきたので、最善の努力を重ねたい。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 谷口 義明: "Globular Cluster Formation Triggered by the Initial Starburst in Galaxy Formition"The Astrophysical Journal. 526. L13-L16 (1999)
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[Publications] 谷口 義明: "The Mimor-Meyer Driven Nuclear Activities in Seyfert Galaxies"The Astrophysical Journal. 524. 65-70 (1999)
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[Publications] 谷口 義明: "13 Co^<13>(J21-0) Depression in Luminous Starburst Mergers, Revisited"The Astrophysical Journal. 522. 214-219 (1999)
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[Publications] 谷口 義明: "The Electron-Scattering Region in Seyfert Naclear"The Astrophysical Journal. 521. L103-L106 (1999)
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[Publications] 谷口 義明: "Optical versus Hid-Infrared classification of Ultraluminous Infrared Galaxies"The Astrophysical Journal. 514. 660-664 (1999)
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[Publications] 谷口 義明: "Formation of Quasar Nuclear in the Hearts of Ultra luminous Infrared Galaxies"The Astrophysical Journal. 514. L9-L12 (1999)