2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10307048
|
Research Institution | Nihon-University |
Principal Investigator |
斎藤 毅 日本大学, 歯学部, 教授 (60059235)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 英明 東京医歯大, 歯学部, 教授 (00114760)
松尾 敬志 徳島大学, 歯学部, 教授 (30173800)
岡田 宏 大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)
川浪 雅光 北海道大学, 歯学部, 助教授 (10133761)
米田 栄吉 東北大学, 歯学部, 助教授 (80108547)
|
Keywords | 歯内疾患 / 根尖性歯周炎 / 歯内歯周疾患 / 適応症 / 根管内容物 / 根管充填の過不足 / 予後経過 / 遠隔成績 |
Research Abstract |
本研究は、これまで混乱があると指摘されている歯内歯周疾患の診断と治療について統一的な見解を求めることを意図し、まず各分担研究者がそれぞれの分野別に実験的、臨床的な研究情報を幅広く求めた。本研究は、平成10〜12年の3年間にわたり各研究者の間で構築されたネットワークを通じ、また研究連絡会議で情報交換を行い、歯髄および歯周組織に発生する疾患に関する総合診断、治療法、治癒成績および評価法などについての共通コンセンサスのを確立するための研究を行なった。 1.本研究は情報交換が重要な位置を占めるので、各研究分担者による情報交換のため、E-mailアドレスを交換して情報ネットワークを構築した。 また日本歯科保存学会の開催時に本研究連絡会議を開催し、限られた研究費の有効利用に努めた。 2.歯内歯周疾患の種類、症状、検査法、診断、治療法、薬剤あるいは予後・経過観察などについて各分担担当者から以下の項目の報告が行なわれ、各研究者間の意見の交換を含めて研究代表者がこれを集約し、文部省科研費報告書を印刷し学会関係者に送付した。 (1)歯内疾患の実態調査、特にX線写真による根尖部透過像の調査 (2)歯内疾患の罹患状況の年代別、歯種別調査 (3)抜髄および感染根管処置の診断・処置・長期経過観察 (4)感染根管内の細菌の検出と免疫応答 (5)根管滲出液の分析結果と予後経過観察 (6)根管治療薬(消毒薬と水酸化カルシウム)の評価 (7)根管充填材の根尖到達度(過不足)と遠隔成績の調査 (8)閉鎖根管症例の歯内治療後の経過観察 (9)保存処置と外科処置の適応症と遠隔成績の対比調査 (10)歯内療法の難症性疾患の誘発因子分析調査 (11)歯内療法における一般臨床医と専門医(大学所属)の治療成績
|
Research Products
(1 results)