2000 Fiscal Year Annual Research Report
世界の文化財の保存-わが国による国際協力体制構築のための調査・研究-
Project/Area Number |
10308003
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Research Institution | National Research Institute for Cultural Properties, Tokyo |
Principal Investigator |
西浦 忠輝 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター・環境解析研究指導室, 室長 (20099922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朽津 信明 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター, 主任研究官 (50234456)
松本 修自 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター・保存計画研究指導室, 室長 (80099960)
斎藤 英俊 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター, センター長 (30271589)
松本 健 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授 (00103672)
二神 葉子 東京国立文化財研究所, 国際文化財保存修復協力センター・保存計画研究指導室, 研究員 (10321556)
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Keywords | 文化財保存 / 国際協力 / 地理情報 / データベース |
Research Abstract |
1.文化財保存に積極的に携わる国内専門家・実務者を招き「国際文化財保存修復研究会」を平成12年11月および平成13年2月に開催した。研究会では日本の機関が実施した海外(アジア,ヨーロッパ)における文化財保存修復事業に関して,事業の当事者による事例報告,および質疑応答・討議を行い,日本の専門家が海外で行う文化財保存修復事業に関する情報,海外で事業を行う際のノウハウや問題点に関する情報を得た。研究会の成果は平成12年3月および11月の研究会についてそれぞれ報告書をまとめた。 2.平成12年12月に開催された「国際シンポジウム-文化の多様性と文化遺産-」において,出席した文化財保存に携わる国内外の専門家から,文化財保存の理念に関する情報を収集した。 3.上記の研究会,シンポジウムにおいて,国内外の文化財保存に携わる専門家の情報を収集し,昨年度来作成している人材に関するデジタルデータベースの拡充を行った。 4.前年度に引き続き,文化財保存に携わる海外の機関について情報収集を行った。収集したデータは国際文化財保存修復協力センターのホームページ上で「文化財保存関連機関リンク集」として公開している。 5.文化財保存の分野で先進的な地位にあるドイツにおいて,文化財保護制度およびドイツが行っている文化財保存修復国際協力事業に関する調査,協議を行った。 6.文化財保存に関する地理情報データベースの基礎資料として,平成12年8月,12月および平成13年3月にタイ国のアユタヤ遺跡・スコータイ遺跡・シーサッチャナライ歴史公園地区において,GPSカメラを用いて遺跡・遺構の地点情報を含む写真を撮影した。また,当該地区の文化財および文化財保存の状況について,現状や問題点に関するレビューを行った。 7.国際保存協会(IIC)大会,文化財保存修復学会研究会大会など国内外で行われた学会に出席し,関連の情報収集を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 二神葉子: "我が国による文化遺産保存国際協力事業の現状と問題点(II)"保存科学. 40(印刷中). (2001)
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[Publications] 国際文化財保存修復協力センター(編): "第7回国際文化財保存修復研究会報告書"71 (2000)
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[Publications] 国際文化財保存修復協力センター(編): "第8回国際文化財保存修復研究会報告書"46 (2001)