2000 Fiscal Year Annual Research Report
学習障害ハイリスク児の教育的・心理的・医学的評価と継続的支援の在り方に関する研究
Project/Area Number |
10309010
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Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
原 仁 国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部, 部長 (40120034)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝一郎 横浜市立大学, 医学部・小児科, 講師 (80159590)
武田 鉄郎 国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部, 主任研究官 (50280574)
篁 倫子 国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部, 室長 (10280570)
三科 潤 東京女子医科大学, 母子総合医療センター, 助教授 (60277192)
小原 明 東邦大学, 医学部・小児科, 助教授 (00142498)
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Keywords | 学習障害 / 学習困難 / 注意欠陥・多動性障害 / 極低出生体重児 / 白血病児 |
Research Abstract |
本研究は平成7-9年度科学研究費基盤研究(A)(1)「学習障害ハイリスク児における学習困難の発生要因と学校適応に関する研究(研究代表者原仁,課題番号07309014)」の継続的研究である。学童期極低出生体重児と治療完了後の白血病に発生する学習障害を長期追跡研究の中でとらえかつ適切な介入を実施するという点で共通している。どちらの対象児についてもさらなる資料を集積中である。 昨年度より、学習障害に高率に合併する注意欠陥・多動性障害(ADHD)も、学習障害発生のリスク因子として注目して研究をすすめている。学童期極低出生体重児を中心に、アニマ社製グラビコーダーGS3000を用いて、重心動揺を測定して算料を収集中である。 研究代表者原仁は、第83回日本小児精神神経学会にて、研究成果の一部「幼児期から中学卒業まで治療に関わった注意欠陥・多動性障害と反抗・挑戦性障害を合併した1男児例」を発表した。シドニーで開催されたADHD国際シンポジウムにて"A Comparative Study of Australian and Japanese Teachers:Attitudes and Perceptions of Students with Attention Deficit Hyperactivity Disorder"を発表した。また、日本LD学会第9回大会企画シンポジウムのシンポジストのひとりとして招聘されて発言の機会があたえられた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 原仁: "専門機関でのLD評価-教育との関連のなかでの医学的アセスメント-"LD(学習障害)-研究と実践-. 8巻・2号. 12-17 (2000)
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[Publications] 原仁: "乳児期におけるハンディキャップ児への対応-言語発達遅滞"周産期医学. 30巻・3号. 384-387 (2000)
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[Publications] 原仁(分担執筆): "学習障害・学習困難への教育的対応(山口薫 編著)"文教資料協会(東京). 228(64-68) (2000)
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[Publications] 原仁(分担執筆): "発達障害の臨床(有馬正高監修)"日本文化科学社(東京). 267(63-67) (2000)