1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10354002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
芝井 広 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70154234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 貴雄 宇宙科学研究所, 次世代探査機センター, 助教授 (20202210)
広本 宣久 郵政省通信総合研究所, 光エレクトロニクス研究室, 室長(研究職)
松原 英雄 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助教授 (30219464)
佐藤 紳司 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60192598)
川田 光伸 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 講師 (50280558)
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Keywords | 赤外線 / 半導体 / 半導体センター / 極低温電子回路 / 遠赤外線 / 衛生搭載望遠鏡 / 赤外線望遠鏡 / 赤外線センサー |
Research Abstract |
遠赤外線で明るい銀河の見かけの明るさと個数の関係を調べることにより、銀河の光度進化の歴史、つまり銀河スケールでの星生成率が宇宙初期から現在までどのように変わってきたかを研究する。しかしながら、遠赤外線観測は地上から不可能で、そのデータは天文衛星などによってしかもたらされない。この研究をすすめるために、A)爆発的星生成銀河である赤外線銀河のスペクトルモデル、光度関数モデル、進化モデル(光度、個数密度)、宇宙論モデルを組み合わせ、赤外線銀河カウントのシミュレーションをおこなった。B)これをヨーロッパ赤外線天文衛星ISOを用いた日本人研究グループの特筆すべき成果である遠赤外サーベイ結果との比較、宇宙背景赤外線放射との比較を行い、宇宙初期においては赤外線銀河の個数がかなり多かったことを明らかにした。C)さらにこれらの研究をさらに進めるために、2003年に打ち上げられるわが国初めての赤外線天文衛星IRISによって生み出されるデータから、以下に有益な情報を引き出し、どのような追求観測を行ったら良いかについて検討した。D)また、赤外線銀河の放射は星間塵の熱放射であるので、星間塵の組成や生成過程についての検討も行った。このように、一年間という短い期間ではあったが、十分に所期の研究目的を達することができたといえる。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] M.Noda,H.Shibai,T.Watabe,T.Hirao et al.: "Evaluation of charge-integrating amplifier with Si MOSFETs for cryogenic readout" Infrared Astronomical Instrumentation,SPIE Sympo.3354. 247-252 (1998)
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[Publications] Y.Doi,S.Makiuchi,H.Okuda,T.Nakagawa,et al.: "Compact Two-Dimensional Array of Stressed Ge:Ga Detector" Experimental Astronomy. in press (1999)
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[Publications] N.Hiromoto,F.Fujiwara,H.Shibai,T.Hirao,et al.: "Ge:Ga far-infrared photoconductor 2D direct hybrid array" Infrared Astronomical Instrumentation,SPIE Sympo.3354. 48-56 (1998)
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[Publications] S.Makiuti,H.Okuda,T.Nakagawa,M.Kawada et al.: "Development of stressed Ge:Ga 2D array" Infrared Astronomical Instrumentation,SPIE Sympo.3354. 261-268 (1998)
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[Publications] H.Shibai: "Advanced Surveys with ASTRO-F(IRIS)" Proc.of SIRTF Sympo “Astrophysics with IR Surveys:A Prelude to SIRTF". (in press). (1999)