1998 Fiscal Year Annual Research Report
授業における児童生徒の学習過程に関する国際比較分析
Project/Area Number |
10400002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
加藤 幸次 上智大学, 文学部, 教授 (00000084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 有 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10125370)
鈴木 正幸 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50030581)
魚住 忠久 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50144176)
浅沼 茂 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30184146)
石坂 和夫 岐阜教育大学, 教育学部, 教授 (20099906)
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Keywords | 国際比較 / 授業記録 / 授業分析 / 世界の学校 |
Research Abstract |
米国のCouncil of Basic Educationが主催する国際比較研究“School Around the World"プロジェクトに参加した第一年目にあたる本年は次のような授業記録を得た。愛知教育大学の附属岡崎小学校、附属名古屋中学校および附属高等学校の協力を得て、小学校4年、中学校2年および高校2年の社会(歴史)、理科(生物)および国語の授業を小ないし中単元のレベルで記録した。7単元の授業をビデオ収録し、一部、適切な部分の話し合いプロセスを分析した。また、指導案について検討した。さらに指導案に基づくそれぞれの授業のプロセスを、「課題づくり」「追求」および「まとめ」の段階に分けて、児童生徒の学習活動を分析した。これら三つの段階では、児童生徒の学習活動の記録--カードやノートのコピー、自己評価カードなど--を収集し、分析した。 小学校では社会科「昔はどうだったのかな」(8〜10時間)、理科「人のからだと運動」(8時間)、中学校では社会科「開国、日本にとって鎖国したことはよかったのか」(7時問)、理科「生命を支えるしくみ」(8時間)、高校では社会科「20世紀の戦争と日本の植民地支配」(5〜8時間)、理科「生命活動と酵素」(5〜8時問)、国語「日本語表記の変遷に学ぶ」(5〜10時間)の授業を記録した。 平成11年5月のワシントン会議での国際会議にこれらの単元の授業記録を持参し、他の諸国と同じフォーマットでそれぞれの授業をCD-Romにまとめることになっている。
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