1999 Fiscal Year Annual Research Report
児童・生徒の心身の健康とそのサポートシステムのあり方の検討-学校と専門機関の連携を中心に-
Project/Area Number |
10410031
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉原 一昭 筑波大学, 心理学系, 教授 (30017777)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 克夫 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (50282314)
熊谷 恵子 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (10272147)
藤生 英行 筑波大学, 心理学系, 助教授 (40251003)
斉藤 佐和 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (00015819)
田上 不二夫 筑波大学, 心理学系, 教授 (50015898)
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Keywords | 児童 / 生徒 / メンタルヘルス / 不適応 / スクリーニングテスト / 専門機関 / サポートシステム / 相談室 |
Research Abstract |
今年度の研究は,これまで続けてきた,(1)メンタルヘルス尺度の開発,(2)メンタルヘルス尺度の簡易版である,スクリーニングテストの作成,(3)附属学校での養護教諭を中心としたサポートシステム作り,(4)その中で,専門機関の介入が必要とされる児童・生徒に対する大学の教育相談室の対応,(5)附属学校への定期的な出張相談,(6)児童・生徒のメンタルヘルスを促す教員の対応についての教員対象の講習会の内容の検討等の課題を引き続き研究を行った。 (1)については,小中高のそれぞれ児童生徒に対して,計7000名を対象とした大規模な調査をおこない,各学年や性別におけるメンタルヘルス上の危機となる側面を検討した。 その結果を踏まえて,スクールカウンセラーや教員などが利用できる,危機介入が必要とされる児童・生徒をあらかじめ選抜できるような尺度である(2)スクリーニングテストを作成すべく,次年度の研究へとつなげている。 また,附属学校をモデル校とし,その学校特有の児童・生徒のメンタルヘルスの問題もこれらの尺度を使って明らかにし,(3)養護教諭を中心としたそれぞれの学校独自のサポートシステム作りを工夫している状態である。さらに,学校の中での対応が難しいケースについては,(4)専門機関である大学の心理・心身教育相談室での対応に結びつける来談経路の研究もおこなっている。メンタルヘルスの予防的取り組みとしての(5),(6)についても並行的におこなっている。次年度の研究へと結びつける予定である。
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Research Products
(1 results)