1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10410086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Paleological Association of Japan Inc. |
Principal Investigator |
角田 文衛 財団法人古代学協会, 古代学研究所・教授兼所長 (70072709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古藤 真平 財団法人古代学協会, 古代学研究所, 講師 (70250058)
西井 芳子 財団法人古代学協会, 古代学研究所, 講師 (90270561)
関口 力 財団法人古代学協会, 古代学研究所, 助教授 (30216527)
山中 裕 財団法人古代学協会, 古代学研究所, 教授
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Keywords | 仁和寺 / 仁和寺文書 / 御室 / 法親王 / 覚行法親王 / 輔仁親王 / 院家 / 三僧記類聚 |
Research Abstract |
角田研究代表者の統括の下に,仁和寺文書の調査を8回(平成10年5・6・7・10・11・12月,11年2・3月)にわたり,のべ47日実施した。関口・西井・古藤の研究分担者3名は仁和寺の歴史を知る上で有用な資料である御経蔵第150箱所収の古文書,黒塗手箱甲上段一・甲中段四・乙下段一・乙下段二・乙下段三所収の聖教,塔中蔵第150箱所収の記録類ほかの調査,山中研究分担者は同寺が所有する古記録の写本(「法成寺殿日記」, 「小右記」)の調査に当たった。上記の調査によって得た資料(調書及び写真)を研究所に持ち帰り,整理した上で,各自の研究課題である仁和寺草創期の研究(角田),仁和寺所蔵古記録写本と平安中期仁和寺の研究(山中),史料の翻刻と歴代御室伝の研究(関口),史料の翻刻と仁和寺史年表の作成(西井),史料の翻刻と伽藍・諸院家の研究(古藤)を行った。その成果として,関口研究分担者は後三条天皇皇子・輔仁親王(1073〜1119)の伝記研究を通して仁和寺周辺の歴史的環境を考察する論文を発表した。また同研究分担者は,仁和寺御室第三代にして初代法親王である覚行法親王(1075〜1105)についての論文をまとめ,平成11年度上半期中に刊行される「仁和寺研究」第1輯において発表する予定となっている。古藤研究分担者は仁和寺の伽藍と諸院家についての論文と同寺所蔵の聖教「三僧記類聚」についての論文をまとめ,「仁和寺研究」第1輯において発表する予定となっている。その他の研究については平成11年度以降も継続とし,史料の翻刻とあわせて平成12年度上半期中に刊行される「仁和寺研究」第2輯での発表を計画している。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 関口 力: "輔仁親王伝-花園山荘をめぐって-" 古代学研究所研究紀要. 第7輯. 35-55 (1998)
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[Publications] 関口 力: "中御室覚行法親王伝-仁和寺御室の伝記的研究(一)-" 仁和寺研究. 第1輯. (1999)
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[Publications] 古藤 真平: "仁和寺の伽藍と諸院家(上)" 仁和寺研究. 第1輯. (1999)
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[Publications] 古藤 真平: "仁和寺本『三僧記類聚』の巻次構成について" 仁和寺研究. 第1輯. (1999)