2000 Fiscal Year Annual Research Report
機能的耐用年数の延長を目的とした建築の企画・設計・改修手法の体系化に関する研究
Project/Area Number |
10450220
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
吉村 英祐 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50167011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阪田 弘一 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30252597)
横田 隆司 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20182694)
柏原 士郎 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70029164)
曽根 陽子 日本大学, 生産工学部, 教授 (90171389)
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Keywords | 長寿命設計 / 再生・活用 / 公共建築 / 建設コスト / 環境共生住宅 |
Research Abstract |
1.建築の再生・活用事例の収集とデータベース作成 模様替えや増築により新たな機能が加わったり用途変更が行われた建物の事例を国内から154例,欧米から22例の計176例収集し,データシートを作成した。 2.再生・活用による長寿命化の要因分析 再生・活用工事が実施された建物の設計者のコメント分析ならびに企画担当者へのヒアリングを行い,再生・活用に至った背景,経済性,既存の諸制度とのかかわり,実施の障害となった要因等を整理・分類した。 3.再生・活用手法の整理・分類 築40年近い老朽化した公団集合住宅の建て替え住宅への戻り入居者に居住環境に関するアンケートと面接調査を実施し,建て替え住宅の長所・欠点を明らかにした。 4.公共建築の建設コストの経年変化の分析 1960年以降に建設された公共建築の建設コストの経年変化を追跡調査した。 5.環境共生集合住宅の居住環境評価 環境共生集合住宅の居住環境に対する居住者の評価を調査し,その計画意図や計画手法の妥当性を検討した。
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