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1999 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝的リスクを考慮して骨粗鬆症予防策を立案する大規模無作為標本コホート研究

Research Project

Project/Area Number 10470114
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土肥 祥子  奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (50155628)
由良 晶子  近畿大学, 医学部, 助手 (80142595)
森田 明美  近畿大学, 医学部, 講師 (40262638)
Keywords骨粗鬆症 / 第1次予防 / コホート研究 / 遺伝子多型 / リスク評価
Research Abstract

個人の骨量減少のリスクの的確な評価法とそのリスクに見合った指導法を開発して骨粗鬆症を予防することを目的として、平成11年度の調査を以下のように行った。
追跡率向上のため香川県S町にて短期の追跡調査を、また、福島県N町では予定の追跡調査を実施した。骨密度の測定、既往歴、家族歴、Lifestyleについての面接調査など、計画通りに実施できた。現在までにデータベースは完成し、解析しえた結果の概要は以下の通り。
・受診者はS町で合計496人、N町で438人で、3地区あわせて1,285人となった。20歳代、30歳代では対象者の移動が多く、追跡が困難であった。受診率は死亡者、転居者など追跡不能者を除くと約80%であった。
・腰椎骨密度は有経者では変化せず、閉経後急速に低下し、閉経後10数年で低下は鈍化した。
・大腿骨頚部の骨密度は有経者を含め、全年齢階級で低下し、70歳代では加速して、腰椎とまったく様相を異にした。大腿骨頚部骨折を予防するには、70歳代での骨密度の低下要因を遺伝要因を含めて明らかにし、積極的な予防対策を立案、実施していく必要がある。
現在、DNAの解析を実施中であるが、Lifestyle要因を含めて、骨密度の保持要因を明らかにし、積極的な骨密度低下予防対策を立案ていく予定である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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