1999 Fiscal Year Annual Research Report
診断支援型超音波血管内3次元イメージングシステムの開発とその脳血管内手術への応用
Project/Area Number |
10470284
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
兵頭 明夫 琉球大学, 医学部, 助教授 (40167606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 清蔵 東京農工大学, 大学院・生物システム応用化学研究科, 教授 (90015066)
吉井 與志彦 琉球大学, 医学部, 教授 (50110507)
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Keywords | 脳血管内手術 / 超音波 / 3次元イメージ / 脳動脈瘤 / カテーテル / 動物実験 |
Research Abstract |
*脳血管内手術的見地による血管内病変部同定及び治療のための<診断支援型超音波血管内3次元イメージングシステム>プロトタイプの実験的評価 研究分担者、宮田らにより開発作成された<診断支援型超音波血管内3次元イメージングシステム>プロトタイプの評価を行うため、脳血管内手術的見地から脳血管内病変部を同定、治療する事について実験的方法で評価するとととに、現在用いられている血管内超音波装置を用いて、血管病変を観察し比較対照とした。 1)動脈瘤、血管狭窄動物実験モデルの作成 ビーグル犬を用い、全身麻酔下に頚部脳血管に動脈瘤を実験的に作成した。これら実験的病変の作成は、手術用顕微鏡下に脳神経外科的テクニックを用いて行った。 2)作成された動物実験モデルの動脈瘤のDSA(digital subtraction angiography)による確認と新しい動脈瘤塞栓用コイルを用いた塞栓実験。 全身麻酔下に実験モデルの大腿動脈から挿入されたカテーテルにより、現在血管内手術時に用いられているエックス線を用いたDSAによる画像検査を行って動脈瘤のDSAによる確認を行い、次いで新しい動脈瘤塞栓用コイルを用いた塞栓実験を行った。今後その病変、治療後の変化について血管内超音波装置で確認する予定である。 3)臨床例において血管内超音波装置を用いて血管狭窄の状態を観察し、今後<診断支援型超音波血管内3次元イメージングシステム>プロトタイプを用いた画像の比較対照とした。 今年度は研究代表者の所属の異動があり、研究が中断され、再開するまでに時間を要した。そのため十分な研究成果が得られなかったが、最終年度に持ち越して行う予定である。
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