2000 Fiscal Year Annual Research Report
在宅ケアにおける基本的な日常生活行動の自立支援のためのケアプランと評価方法
Project/Area Number |
10470522
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Research Institution | TOKYO MEDICAL AND DENTAL UNIVERSITY |
Principal Investigator |
島内 節 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (70124401)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 洋子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (90288069)
福島 道子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40201743)
佐々木 明子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教授 (20167430)
中谷 久恵 島根医科大学, 医学部, 助教授 (90280130)
河野 あゆみ 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (00313255)
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Keywords | 在宅ケア / ADL / IADL / 満足度 / ケアプラン / アセスメント / アウトカム / 評価 |
Research Abstract |
平成10年度〜12年度にかけて「在宅ケアにおける基本的な日常生活行動の自立支援のためのケアプランと評価方法」について研究を行った。 平成10年度に日常生活行動の自立を可能にする条件を分析した。結果は2ヵ月で改善可能な内容は着替え、服薬行動、痛み、介護者の心身の疲労であった。同年にケアプランの実施の有無とプラン修正によるニーズ解決を分析した。その結果、ニーズ解決率の高い順位は(1)ケアプランを必要に応じて修正し実施、(2)ケアプラン実施、(3)実施しない、の順であること、ケアプランの修正要因は利用者条件、サービス提供条件、ケアマネージャーの順であった。 平成11年度には日常生活行動変化のアウトカム項目をアメリカ合衆国のメディケア機関で義務化されていたOASIS(The Outcome Assessment Information Set)を中心に我々が開発していた日本版在宅ケアアセスメント用紙を組み合せて、在宅ケアの評価を行い、それに基づきケアプランを5機関で行った。 平成12年度にはアウトカム項目を確定し、自立度変化とケアプロセスの内容、満足度を評価し、プランを立てて実施後に再度アウトカムとプランを評価する方法の開発、サービス提供者の能力開発と組織力向上の評価方法を開発し、マニュアル化した。 なお、利用者アウトカムに関しては、フィンランドとの共同研究を行った。
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Research Products
(11 results)
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[Publications] 島内節,季羽倭文子: "在宅ケアのアウトカム研究-ケアの質管理プログラムの開発"看護研究. 30(5). 377-394 (1998)
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[Publications] 島内節,中谷久恵: "高齢者在宅ケアプランの実施状況とニーズ解決に関する研究"日本在宅ケア学会誌. 3(1). 46-57 (1999)
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[Publications] 島内節,中谷芳美: "在宅における日常生活自立度の変化からみた寝たきりの要因分析と予防的ケア-脳卒中を中心として痴呆、難病、転倒・骨折との比較から"日本地域看護学会誌. 1(1). 16-23 (1999)
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[Publications] Setsu Shimanouchi,Tomoko Kamei: "Risk Factors for Falls and Care in the Elderly at Home"International Medical Journal. 6(3). 215-218 (1999)
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[Publications] 島内節,中谷久恵: "利用者満足度による在宅ケアマネジメントの評価に関する研究"日本在宅ケア学会誌. 4(1). 39-46 (2000)
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[Publications] Setsu Shimanouchi,Emiko Uchida: "Development of Assessment Sheet for Home Care"International Journal of Nursing Practice. 7(3). 42-45 (2001)
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[Publications] Setsu Shimanouchi,Tomoko Kamei,Masayuki Hayashi: "Home Care for the Frail Elderly Based on Based on Urinary Incontinence Level"Public Health Nursing. 17(6). 468-473 (2000)
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[Publications] 島内節,内田陽子: "在宅ケア効果の評価方法とケアの質改善方法-アメリカ合衆国のメディケアで義務化されているケア効果の評価方法(OASIS)とケアの質改善(OBQI)"訪問看護と介護. 6(1). 49-56 (2001)
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[Publications] 島内節,大賀英史,山口亜幸子,赤塚寮子: "利用者のケア効果からみた在宅ケア機関の評価方法-利用者条件の調整による標準値と機関比較-"日本地域看護学会誌. 3(1). 76-85 (2001)
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[Publications] 島内節,内田恵美子 他: "自立を支えるケアマネジメント事例集"中央法規出版株式会社. 219 (1999)
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[Publications] 島内節,内田恵美子: "日本版成人・高齢者用アセスメントとケアプラン 第3版"財団法人日本訪問看護振興財団. 348 (2001)