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1999 Fiscal Year Annual Research Report

看護実践を記述する用語の構造の解析および用語体系の構築に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 10470525
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

中西 睦子  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (00070681)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 出羽澤 由美子  神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (40277893)
水流 聡子  広島大学, 医学部, 助教授 (80177328)
太田 勝正  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60194156)
河口 真奈美  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (20285357)
中根 薫  神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (10305708)
Keywordsターミノロジー / 看護実践 / 看護行為 / 用語体系 / 看護技術
Research Abstract

日常の看護実践での看護行為の構造を、臨床判断との複雑な関連性に着目しながら分析し、学術用語としての看護実践用語体系を構築していくことが本研究の目的である。
平成10年度に実施した成人看護学領域(対象者68名)に引き続き今年度は、小児(対象者28名)・母性(対象者39名)・在宅ケア(対象者25名)・精神(対象者23名)看護学領域の臨床で実際にケアを行う看護者を対象として半構成的面接法を用いて看護実践を記述する用語調査を行った。5領域で収集した行為ラベル(看護者が行った看護行為を記述したもの)は合計1,270件であり、その調査結果から以下のことが明らかとなった。
1.看護者が実践を表すために用いている用語は、5領域とも基本的看護技術と呼ばれるテクニカルな技術をさす用語、業務遂行上必要となる用語、もしくは日常的口語的表現が中心であり、看護の専門的実践を表す理論用語はほとんど使われていない。
2.用いられている用語の抽象のレベルは様々であり、同義的に用いられている用語も多様で、それに省略語等が加わり、看護以外の立場から見ると非常に分かりにくい。
3.看護者は対象患者について様々な判断(アセスメント)を行い配慮しているが、用いられた用語にはほとんど反映されていない。
4.5領域とも、看護者により語られた行為に合わせて同時行為が行われている例が多いがそれを当初の行為ラベルから知ることは困難である。
以上の結果から、看護者の実践をその専門性を含めて反映させた看護実践を記述する用語の体系化をはかる必要があり、示されている概念の抽象度に応じて用語を階層化し、相互の概念的関連を明らかにすることが次に必要な作業として示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 藤崎 郁 他: "看護実践のターミノロジーにおける問題点と課題;平成8・9・10年度日本看護科学学会学術用語検討委員会活動報告をもとに"看護研究. 32巻5号. 11-19 (1999)

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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