2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10480040
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
水越 敏行 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木原 俊行 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (40231287)
黒上 晴夫 金沢大学, 教育学部, 助教授 (20215081)
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
竹内 理 外国語教育研究機構, 助教授 (40206941)
久保田 賢一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80268325)
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Keywords | 総合的学習 / メディアリテラシー / 情報教育のカリキュラム / 遠隔共同学習 / インターネット利用 / 移動体メディア / コミュニケーション教育 / メディアミックス |
Research Abstract |
平成13年度は次のような課題の研究を進めてきた。 1.国際協力ボランティアとの交流を通した高校の総合的学習の研究 2.中学校および高校における情報教育の開発研究 3.総合的学習と情報教育を中心とした学校の診断的研究 そして、4年間にわたる研究成果を報告書としてまとめた。 1.総合的学習と情報教育の接点(水越敏行) 総合的学習と情報教育が、相互にどう関連し、支えあってきているのかについて全国各地の研究出版物などを分析している。 2.中学校の情報教育(水越敏行) 中学校におけるICTの実態を研究紀要や報告集などで、分析考察している。 3.高等学校の情報科(黒田卓) 高校の情報科での先導的実践研究を分析している 4.諸外国の情報教育(木原俊行) 諸外国、特にイギリスやフィンランドにおける、放送局が取り組む新しいデジタル番組、そしてネットワーク環境の変化など実地調査した結果を報告している。 5.子どもはメディアをどう見ているか-比較文化的考察-(生田孝至) 世界各地の子どもを対象に、映像や活字も含めたメディアをどう捉えているのかについてイラスト画による比較調査の結果を報告している。 6.日常文化の中でのメディア教育(岡田朋之) 携帯電話という新しいメディアが、われわれのコミュニケーションや思考にいかなる変化を与えてきているのかについてメディア論から考察をしている。 7.テレビとインターネットをつないだ共同学習(黒上晴夫) 学校放送番組とWebの融合による共同学習を成立させるための仕掛け、人的なシステムなどを考察している。 8.遠隔学習の新しい可能性(久保田賢一) 従来の対面講義と比較して、遠隔双方向授業の事例紹介と分析をしている。 9.外国語教育におけるメディア利用(竹内理) 外国語教育におけるメディアの利用の新しい可能性、それがもたらす効果の認知科学的な考察をしている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 寺嶋浩介, 水越敏行: "学校研究の診断的評価"教育メディア研究. 7. 19-38 (2000)
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[Publications] 木原俊行: "英国・フィンランドの教育の情報化と情報教育の推進"IT・Education. 4. 20-23 (2000)
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[Publications] 岡田朋之, 松田美佐ほか: "移動体電話利用におけるメディア特性と対人関係"情報通信学会年報. 11. 43-60 (1999)
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[Publications] Takeuchi, O, Wakainoto, N: "Language Learning Strategies Used by Japanese College Learners of English : A Synthesis of Four Empirical Studies"Language Education and Technology. 38. 21-44 (2001)
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[Publications] 生田孝至, 黒上晴夫ほか: "情報通信技術(ICT)による学びの変化とその研究のあり方"日本教育方法学会第37回大会発表要旨. 93-97 (2001)
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[Publications] 水越敏行: "メディアリテラシーは多面体である"国語教育. 616. 8-10 (2002)
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[Publications] 水越敏行, ICTE(編著): "メディアとコミュニケーションの教育"日本文教出版. 200 (2002)