1998 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク・マルチメディアによる理科系教科の理解支援システムの開発研究
Project/Area Number |
10480046
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
松村 竹子 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (60031556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00225591)
和田 穣隆 奈良教育大学, 教育学部, 講師 (00252825)
藤原 公昭 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (80263416)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
山辺 信一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00109117)
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Keywords | ネットワーク / マルチメディア / 教材開発 / 理科教材 / 授業研究 |
Research Abstract |
本年度、研究グループでは5回の会合を持ち、2度に渡って開発した教材に関する研究成果報告会を学内で行った。具体的には、研究旅費を使った調査に基づいて先行研究のレビュー報告を行い、それもとづいて4つの理科教材の試作にあたり、大学生を相手にその運用実験を行ったものである。。 まず松村は、購入備品メディアコンポーザーを主に活用し、アルコールランプの使い方など、実験方法に関するわかりやすいデジタルビデオの製作に当たった。そしてそれをインターネット上のWWWにも載せ、ビデオ教材とネットワーク教材の製作を行った。 山邊と藤原は、イメージ化しにくい化学反応の様々な状態を3Dグラフィックスで表現し、反応過程を学習者が制御しながら見ることができるアニメーションを作成した。 和田は奈良県の地質に関する詳細な画像データベースを作成し、学習者がインタラクティブに地学学習を展開できる教材を作成した。 小柳は、科学教材のインタフェース設計に関する研究を進め、とくにネットワーク上でのQuick Time VRの活用を摸索した。例えば、学習者が、視点を変えて3Dグラフィックスで猫かれた分子模型を観察したり、地質の様子を自由に視点を変えて制御できるパノラマ映像の制作、またある部分を望遠と広角で自由に探索できる教材など、試作品を完成させ、利用実験を試みた。 重松は、各教材がどのように活用されるかを、活用時に生じる問題点を明らかにするために、大学生に4教材を活用させ、その行動記録から教材の評価研究を進めた。 3月現在、-L記の研究は、開発教材数を増やすと共に、その評価研究をさらに進めている状況である。報告書は来年度作成する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Matsumura, 他: "Photo-induced bifurcations of the Belousov-Zhabo tinsky reaction in a CSTR+" ACH-MODELS IN CHEMISTRY. 135(3). 315-321 (1998)
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[Publications] Shinichi Yamabe 他: "“Anomalous Change of Bond Energies in the Cluster Ion N2H+(H2)n"" The Journal of Physical Chemistry A. 102(7). 1214-1218 (1998)
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[Publications] 重松敬一 他: "学習意欲を育てる自己評価指導について" 奈良教育大学紀要. 47(1). 49-64 (1998)
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[Publications] 和田穣隆 他: "江戸市内に降下し保存されていた富士宝永噴火の火山灰" 地球惑星科学関連学会1998年合同大会講演予稿集. 137-138 (1998)
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[Publications] 藤原公昭 他: "大学教育におけるオンライン・シラバスとオンライン教材の効果的な連携利用の可能性" 日本教育工学会第14回大会講演論文集. 475-476 (1998)
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[Publications] 小柳和喜雄 他: "授業評価と結びつけた大学における遠隔授業実践研究" 奈良教育大学教育実践研究指導センター研究紀要. 8号. 173-180 (1999)