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2000 Fiscal Year Annual Research Report

大学食堂のゼロエミッション化へのアプローチ

Research Project

Project/Area Number 10480143
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

久野 勝治  東京農工大学, 農学部, 教授 (70092484)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 敬一  東京農工大学, 農学部, 助教授 (90178723)
塩谷 哲夫  東京農工大学, 大学院・農学研究科, 教授 (60226107)
佐渡 篤  東京農工大学, 農学部, 教授 (40014956)
Keywordsゼロエミッション / 大学食堂 / コンポスト化 / 活性炭 / 開伐材 / 割り箸 / 地球温暖化対策
Research Abstract

本研究では、大学食堂をとりまく環境問題と物質の流れについて経済的にも検討し、割箸の利用と食後の食器のふき取りによる、排水のCOD(化学的酸素要求量)等の汚染の削減、拭き取り後の紙と残飯を利用したコンポスト化、使用後の割箸の利用法など、大学食堂のゼロエミッション化について検討することを目的とし、平成12年度には主に以下の結果を得た。
東京農工大学農学部食堂において、11月28・29・30日の3日間、紙タオルによる食器拭き取りの実験を行った。食堂利用者(学生と教職員)にカフェテリア食堂のレジの後に紙タオルを配り、下膳前に各自に拭き取りをしてもらった。洗い場とグリストラップの前で排水を採取したところ、TOC濃度の現象が認められた。回収した、残飯と紙タオルの混合物は、約6時間120℃で加熱脱水処理を行った後、バインダーにデンプン糊を使って50kg/cm_2の冷圧をかけプレスし、窒素気流中で炭化と賦活処理を行い、活性炭を製造した。市販の活性炭に比べ、灰分が多いが、炭素分のみのヨウ素吸着性能は市販のものと変わらなかった。今後、灰分の除去と賦活条件を検討する必要がある。
12月11日に東京農工大学農学部食堂で、12月18日に工学部食堂において、割箸利用に対するアンケートを行った。目的は、1)間伐材や木材利用に対する理解の啓蒙、2)食堂利用者の環境意識の調査、3)このアンケート自体の啓蒙効果を評価することで、割箸のイメージ・割箸利用と環境破壊の関係・間伐材の知識・地球温暖化対策としての間伐材や木材利用に関する文章を読んでの感想を問う内容である。農学部で270、工学部で239を回収し、集計・検討を行ったところ、被験者の知識と環境意識の面で向上が認められた。
さらに、3年間の研究成果をまとめ、報告書をまとめた。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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