1999 Fiscal Year Annual Research Report
神経細胞mRNAスプライシングの人工制御法による脳機能解析
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10480212
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
安原 治 滋賀医科大学, 分子神経科学研究センター, 助教授 (80239772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 宏 滋賀医科大学, 分子神経科学研究センター, 教授 (40079736)
遠山 育夫 滋賀医科大学, 分子神経科学研究センター, 教授 (20207533)
相見 良成 滋賀医科大学, 分子神経科学研究センター, 助手 (20231756)
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Keywords | 選択的スプライシング / アンチセンス・オリゴヌクレオチド / 脳機能解析 / mRNA / コリンアセチル基転移酵素 / ホスホロチオエート・オリゴ / 分子変換 |
Research Abstract |
本研究の目的はアンチセンス・オリゴヌクレオチド投与法を活用することによって、生体内で人工的に選択的スプライシングを制御する方法を開発し、分子転換による脳機能変化を解析することにある。 アセチルコリンの合成酵素であるコリンアセチル基転移酵素(ChAT)に選択的スプライシングによるアイソフォーム(エクソン6-9を欠失;pChATと命名)が存在することが、最近、本研究分担者によって明らかにされた。このpChATに対する抗体を作製したところ、この抗体は通常型のChATを認識せず、スプライス亜型(pChAT)を特異的に認識した。この抗体を用いることによって、中枢のChATの分子変換が容易に検出できることが期待されるため、ChAT分子変換を検討対象として選んだ。昨年度までに、この抗体を用いて末梢及び中枢神経系のpChATの局在を検討した(虹彩及び網膜における局在に関して投稿準備中)。 平成11年度は、ChATの第6-第9エクソンのイントロン-エクソン間、またはエクソン-イントロン間の配列に対するホスホロチオエート化アンチセンス・オリゴヌクレオチドを(1)側脳室内、または(2)眼球内に投与し、抗pChAT抗体を用いて通常型ChATからpChATへの分子転換を検討した。眼球内投与によって、分子転換の可能性が示唆されたため、様々な投与条件について遺伝子発現を検討中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Nakanishi Y.,Tooyama I. et al.: "Immunohistochemical localization of choline acetyltransferase of a peripheral type in the rat larynx"J.Chem.Neuroanat.. 17. 21-32 (1999)
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[Publications] Nakajima K.,Tooyama I. et al.: "Immunohistochemical demonstration of choline acetyltransferase of a peripheral type (pChAT) in the enteric nervous system of rats"J.Chem.Neuroanat.. (in press). (2000)