1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10555150
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Research Institution | Maizuru National College of Technology |
Principal Investigator |
岡本 寛昭 舞鶴工業高等専門学校, 建設システム工学科, 教授 (20043367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 立人 舞鶴工業高等専門学校, 電子制御工学科, 助手
中澤 重一 舞鶴工業高等専門学校, 建設システム工学科, 教授
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Keywords | タイヤ騒音 / 落下式試験 / 路面凹凸 / 粒径 / 骨材露出 / コンクリート舗装 / 低騒音化 |
Research Abstract |
前年度に製作したドラム型騒音試験機(ドラム径1350mm)を用いてタイヤ騒音の測定を行った。路面に露出する骨材の凹凸度の違いがタイヤ騒音に及ぼす影響を検討した。実験に用いた路面は粒径が10mm、5mm、及び2.5mm、のエポキシ樹脂製の模擬路面供試体である。ドラム路面へ供試体を固着させることが容易でなく、現時点においては十分な実験結果が得られていない。従って、次年度に実験技術上の問題を解決して成果を公表する予定である。 次に、タイヤ騒音を簡易に測定することを目的に、落下式タイヤ騒音試験機を新しく開発した。これは高さ710mmの位置からタイヤを自然落下させ、地面に置いた模擬路面供試体との接触時に発する音響を測定する試験方法で、エアポンピング音に近似したタイヤ騒音を測定できるものである。骨材粒径がタイヤ騒音にどのような影響を及ぼすかについて検討した。実験対象とした路面は、骨材露出コンクリート舗装では粗骨材の最大粒径が20mm、13mm、8mm、及び5mmの路面供試体4種類と、既存舗装と比較検討するため密粒度アスファルト舗装、及び通常ほうき目コンクリート舗装の供試体2種類である。この結果、骨材粒径を変化させると路面の凹凸分布が変化し、騒音は凹凸分布に対して因果関係があることが明らかとなった。凹凸分布を指標に用いて路面改質を行えば低騒音路面を構成できる可能性があることを示した。 コンクリート舗装の低騒音化に関する資料収集を行うため、関係研究機関を訪問し、多くの知見や示唆を得ることができた。
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Research Products
(1 results)