1998 Fiscal Year Annual Research Report
ロボット支援型障害児教育システムの実用化に関する研究
Project/Area Number |
10558024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
増田 良介 東海大学, 工学部, 教授 (70157212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 まゆみ 小田原女子短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (40238910)
曲谷 一成 東海大学, 工学部, 助教授 (00181610)
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Keywords | ロボット支援型教育 / 障害児教育 / ロボットセンサ / CAI / ジャンプスイッチ / 教育プログラム |
Research Abstract |
本研究は、従来のコンピュータ援用教育システム(CAI)を発展させた形の、ロボット支援型教育システム(RAI)を用いた、障害児の認知教育のための教育システムを実用化することを目的としている。このRAIは、研究代表者らが提案してきたもので、センサ技術やメカニズム制御技術を応用した入出力機器を含んだアクティブな教育システムであり、学習発達遅滞児の認知発達を援助し、まひなどの身体障害児のコンピュータ利用を補助するものである。 本年度は、ロボット支援型教育システムに関する現在までの成果に基づき、実用化に当たってのシステム設計と基本ソフトウェアの汎用化をすすめた。ここでは、従来一つのコンピュータ機種(マッキントッシュ系)のみで対応してきたのを、代表的な3メーカー(DOSV.PC98およびMAC)の普及機種(デスクトップ型とノート型)を購入して対応をはかった。それぞれのハードウェアに対応したスイッチボックス等の入カ装置の製作と、ソフトウェアも対応版の作成をはじめた。 さらに、ロボットセンサ技術の応用として運動の状態を入力できるジャンプスイッチを試作し、そのための教育プログラムを作成した。このシステムを、月に1回のコンピュータ教室において使用し、障害児に対する教育を実施することにより、ロボットセンサ技術を応用した入力装置の有効性を確認することができた。
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