1998 Fiscal Year Annual Research Report
民族舞踊習得のための学習者適応機能をもったマルチメディア教材の開発
Project/Area Number |
10558030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Foundation for Advancement of International Science |
Principal Investigator |
河合 徳枝 国際科学振興財団, 研究開発部, 研究員 (50261128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富樫 雄一 東芝マルチメディア研究所, 開発第六部, 開発主務
不破本 義孝 四日市大学, 環境情報学部, 講師 (60261129)
仁科 エミ メディア教育開発センター, 助教授 (20260010)
大橋 力 千葉工業大学, 情報ネットワーク学科, 教授 (90015652)
八木 玲子 国際科学振興財団, 研究開発部, 研究員 (80281591)
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Keywords | マルチメディア / 民族舞踊 / 学習者適応機能 / 実技教育 / 音声認識装置 / 対話型教材 / 生理学的評価 / ヒューマンインターフェース |
Research Abstract |
本研究者らは、民族舞踊習得のために、コンピュータのマルチメディア機能をつかって、模範演技の反復、速度の調節、模範演技とのずれの修正などあたかも指導者と対面して学習しているかのような機能および音声認識システムによりコンピュータへのアクセスを自由自在に手放しでやれる機能などの高度学習者適応機能(「学習者が教材にあわせる」のではなく「学習者に教材があわせる」機能)をもった対話型実技学習教材システムのプロトタイプを開発している。本研究はそのプロトタイプにもとづいて、今日のパーソナルコンピュータの最新の技術を応用した簡易で安価なシステムの実用化をめざしている。本年度は以下の検討と開発を行った。 1 ハードウェアの構成について、さまざまな検討を実験的に行った。特に音声認識装置は、実用レベルの認識率をもつハードウェアとアプリケーションをしぼりこんだ。 2 ソフトウェアは、動画コントロールシステムの検討と3次元化の実用可能性と教材としての有効性について検討を行った。 3 コンテンツについては、DVD-ROMに収録するための収録および編集の方法論を確立するために、模範演技の一部を正面、左右、背面の角度からデジタル収録し、デジタル編集を試みた。 4 コンテンツ全体のオーサリングツールについても検討した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Oohashi,T.& Kawai,N.: "kansei Science and man-machine interaction in performing art" Preprint of the 7th IFAC/IFIP/IFORS-IEAA Symposium on Analysis, Design and Evaluation of Man-machine Systems. 1-6 (1998)
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[Publications] 森本雅子、河合徳枝他: "音の現実感と脳電位の過渡的変化" 日本バーチャルリアリティ学会論文誌. 3巻1号. 21-28 (1998)
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[Publications] 仁科エミ、河合徳枝他: "異文化圏に属する楽器演奏のマルチメディア学習システムの高度化" 情報処理学会第35回人文科学とコンピュータ研究会資料. 13-18 (1997)