1998 Fiscal Year Annual Research Report
マルチリンガル日本語教育支援データベースシステムの開発
Project/Area Number |
10558035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
坂谷内 勝 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 主任研究官 (70187053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山元 啓史 筑波大学, 文芸言語学系, 講師 (30241756)
鈴木 庸子 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (00216459)
及川 昭文 総合研究大学院大学, 教育研究情報資料セ, 教授 (30091888)
小松 幸廣 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 室長 (50241229)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 室長 (40200951)
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Keywords | 日本語教育 / マルチリンガル / システム開発 / データベース |
Research Abstract |
国立教育研究所が中心となって進めてきた,日本語教育支援システム(CASTEL/J:Computer Assisted System for TEaching & Learning/Japanese)の開発は,1987年度からの文部省科研費試験研究に始まる。 本研究の目的は,これまで開発してきたCASTEL/Jの日本語教育用データベース(漢字辞書,筆順辞書,単語辞書,用例辞書等の辞書,新書,科学読み物,白書,新聞,台本等の著作物)をマルチリンガル化し,英語文化圏外の広範囲な日本語教育機関係者の利用に供することである。本研究は4年間の実施計画で進行し,今年度が初年度である。 本年度は,日本語教育学習者の母国語や海外日本語教育機関の設置状況等を調査し,英語以外の外国語の中から,利用価値の高い数ヵ国語を選択した。次にデータ作成担当者は,単に英語以外の外国語のデータを付加するだけではなく,非英語文化圏において役立つと思われる用例,画像、音声等を収集し,付加する準備を行った。また システム開発担当者は,マルチリンガル化に伴うパソコンのハードウェア・ソフトウェアの問題点を明らかにし,さらに,インターネット利用も十分考慮して,汎用性及び実用性重視のデータベースシステムのモデル化を試みた。 マルチリンガル化する具体的な対象教材として,本年度は単語辞書を利用して,イタリア語による日本語教育用教材の開発を行った。
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Research Products
(1 results)