1999 Fiscal Year Annual Research Report
若年女性のキャリア選択規定要因に関する縦断的研究-地域差を中心として-
Project/Area Number |
10610094
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 淳子 東北大学, 文学部, 教授 (50265518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 章夫 岩手県立大学, 社会福祉部, 教授 (10007289)
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Keywords | 就労意識 / キャリア形成 / 転職 / 性役割態度 / 男女平等志向性 / 縦断的研究 / 若年男女 / キャリア・パターン |
Research Abstract |
近年,若年男女の労働市場への参入・退出(転職・退職)のタイミングやキャリアパターンの多様化が顕著である.本研究の目的は,若年女性の就労意識が実際の就労経験によってどのように変化するのか,さらに,同一組織で就労継続するかあるいは転職するかのキャリア選択がどのようなデモグラフィック要因・職場環境要因・心理学的要因によって規定されるのかを2度の調査による縦断的研究によって明らかにすることである.そこで,昨年の予備的な質問紙調査の結果および就労に関わる研究資料のまとめを参考に,女性の就労についての特色を明らかにするため調査対象に男性も加え,本年度は郵送による質問紙調査を東北大学学部4年生を対象に行った(文学部253名,経済学部307名,法学部323名).調査票はパートI〜パートIIIによって構成され,それぞれ就職意識,将来の家庭生活と就労のかかわり,12年4月以降の具体的な進路について以下のような設問をもうけた. ☆パートI:1.就職意識(働く目的,転職・キャリア形成・理想の昇進パターン・雇用条件等についての意識) 2.理想のフイフコース(性役割観と職業観の関係I) 3.個人主義測定尺度 4.就職に関してもっている資格および将来取得したい資格 ☆パートII:5.性役割態度における男女平等志向性レベル(性役割観と職業観の関係II) ☆パートIII:6卒業後の進路 7.勤務先(予定)への満足度および選択理由 8.勤務地および実家との地理的関係等 9.勤務先の事業,規模等 10.将来希望する勤務先・職種等(4月から就職予定のない場合)11.デモグラフィック変数
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