2000 Fiscal Year Annual Research Report
知的障害児の指導に関与する教師のトレーニングプログラム開発に関する研究
Project/Area Number |
10610295
|
Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
山下 皓三 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 部長 (30166673)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柘植 雅義 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 室長 (20271497)
小塩 允護 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 室長 (90090422)
竹林地 毅 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 室長 (50332169)
小島 恵 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 研究員 (80332170)
肥後 祥治 国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 主任研究官 (90251008)
|
Keywords | 教師トレーニング / 知的障害 / 研修 / 個別教育計画 |
Research Abstract |
本研究は、知的障害児の指導に関与する教師のトレーニングプログラム開発をめざすものであるが、本年度はその3年目にあたる。研究の目的は、個別教育計画(移行計画も含む)作成の基礎力を養成するためのプログラムおよび支援者間のパートナーシップを養成するためのプログラムの検討である。本年度は、昨年、検討され、実施された支援者間のパートナーシップを養成するためのプログラムの結果の分析を中心におこなった。 プログラムは、12名の養護学校教員が参加し、5日間それぞれ9:15から16:15の間に行われた。プログラムの内容は、コミュニケーションの指導をテーマとし、アプローチ方法としてノンバーバルコミュニケーション、行動分析、PATH、認知発達、ファシリテーティッドコミュニケーションを据え、養護学校での見学および資料収集、プログラム作成のシュミレーションと担任教員の前でのプレゼンテーションという内容から構成されていた。また、アプローチ方法の5つのうち3つは、作業や協議を中心としたものであった。 プログラムの評価は、参加者に記入してもらったリッカート尺度及び自由記述からなる質問紙を分析することによって行った。参加者のほとんどが、このプログラムに参加したことを満足しており、参加者同志のコミュニケーションが改善し、テーマによる問題解決の方法についての示唆をえたとの回答が多く見られた。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 小塩允護: "特殊教育における移行教育-職業教育と就労支援を一体化する視点-"季刊特殊教育. No.99. 45-48 (2000)
-
[Publications] 大野芳弘,肥後祥治: "自閉症児の移行に向けての取り組み-自傷行動の推移の分析から-"日本特殊教育学会第38回大会発表論文集. 643-643 (2000)
-
[Publications] 梶原昭夫,肥後祥治,小塩允護: "自傷行動の機能に着目した知的障害児へのコミュニケーション支援"日本特殊教育学会第38回大会発表論文集. 528-528 (2000)