明治ドイツ語教育史の研究

1999 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 10610501
• Research Institution: Kumamoto University
• Principal Investigator: 上村 直己 熊本大学, 文学部, 教授 (60019247)
• Keywords: 独語教師 / 独語教授法 / 独語教科書 / 明治陸軍と独語 / 医学と独語

Research Abstract

平成11年度は先ず8月21日から24日まで福岡の九州産業大学で開催された「アジア・ゲルマニスト会議」に参加し、旧東京外国語学校のドイツ語教育について独語で発表した。次いで11月20日開催の日本独学史学会(於・日本医科大学)において陸軍幼年学校のドイツ語教育につて発表した。従ってそれぞれの学会の前は原稿執筆など準備に当たった。なお、これらの発表原稿は、研究成果報告書に収録する予定である。そのほか東京都と福岡への出張では本課題だけでなく広く近代日本のドイツ語教育史に関する資料を多量に収集した。それらは筆者の今後の研究にも役立てることが出来るものである。また、熊本大学の五高記念館へはしばしば出かけ、同館所蔵の旧制高校の独語教育関係の資料を調査した。
平成11年の後半から12年へかけては主として本課題の研究成果報告書の執筆に従事した。今後はその報告書に大幅に加筆し、また既に発表し論考を加え研究書として纏める予定である。

Research Products

• [Publications] 上村直巳: "秦 豊吉の存在"ドイツ文学. 103. 190-192 (1999)
• [Publications] 上村直巳: "東京外国語学校教授 田村光雄"日独文化交流史研究. 1999年号. (2000)
• [Publications] 上村直巳: "Der Deutschunterricht in der Alt-Schule fur Fremdsprachen in Tokyo"アジア・ゲルマニスト会議論集(仮題). (2000)