1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10620060
|
Research Institution | Otaru University of Commerce |
Principal Investigator |
相内 俊一 小樽商科大学, 商学部, 教授 (90113505)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相内 真子 北海道女子大学, 人間福祉学部, 講師 (60281771)
|
Keywords | 女性と政治 / 立候補過程 |
Research Abstract |
1998年に実施された第18回参議院議員選挙における、全選挙区及び比例代表選挙の女性候補を対象に立候補過程を調査した。 今年度の研究としては、女性候補のバイオデータを中心にデータベース化を進めた。これらのデータに基づき、わが国の女性候補の供給源(エリジビリティー・プール)の質とサイズを観察するための調査対象団体の特定を行った。また、収集したデータに即して、事前に準備した質問票を再検討し、修正を行った。調査は現在も継続中で、次年度においては、これら立候補者の政治的・社会的背景、候補としての擁立される際の詳細な過程を調査すると共に、99年4月の統一地方選挙における女性候補についても、できるだけ情報を収集する。 今年度の研究成果の一部は、国際政治心理学会年次研究会(7月18日〜21日、アムステルダム)で、Public Opinion,Political Socialization and Eligibility Pool of Japanese Political Womenとして論文発表することが決まっている。データベース化された女性候補の情報は、各候補者の承諾が得られる範囲で研究資料として公開する予定である。 これらのデータの社会的属性や、立候補過程の類型分析の結果は、第2年度の研究終了時にまとめて公表する。
|