1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10660037
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
輿水 肇 明治大学, 農学部, 教授 (60012019)
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Keywords | 樹木剪定枝葉粉砕物 / マルチング / すき込み / 水溶性フェノール / 應植化 / CEC / 生育阻害物質 |
Research Abstract |
樹木剪定枝葉粉砕物の都市内緑地への利用を想定して、利用可能量と植栽樹木への影響をみるため、トラネズミモチを植えたポットへ敷き均し厚を変えたマルチングと同量のすき込み実験を行った。5、10、15cmと敷き均し厚が厚いほでT/R率は高くなり、すき込みでは量が多くなる程T/R率は低くなった。枝先端伸長量は敷き均し厚の増大にしたがい促進され、すき込みでは量の増加にしたがい根長が促進した。硝酸態窒素の量と葉の葉緑素量との間に相関があったころから、N量が作用していることが示唆された。粉砕物の分解過程で生長抑制物質が発生することが予想されたため、土喰浸出液を分析したところフェノール類が検出され、また発芽検定にこれを供したところ、特にアカマツの枝葉粉砕物で発芽が抑制された。フェノールの発生・消失はCECで推定できた。
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