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1998 Fiscal Year Annual Research Report

広汎気管狭窄性病変に対する人工気管および冷凍保存気管移植による補填法の開発

Research Project

Project/Area Number 10671240
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

馬場 雅行  千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (00143305)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渋谷 潔  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (20302565)
飯笹 俊彦  千葉大学, 医学部, 助手 (10272303)
斎藤 幸雄  千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (60261905)
藤澤 武彦  千葉大学, 医学部, 教授 (80110328)
Keywords人工気管 / 気管狭窄 / 冷凍保存 / 細胞外基質 / 組織培養 / 無血清培地 / 人工血管 / WOVEN-GRAFT
Research Abstract

[実験1] われわれが新しい人工気管として使用する予定であるポリエステル繊維織布(porosity50)を素材とした有孔度の低い人工血管(UBE WOVEN-GRAFT)上で,正常ウサギ気管上皮の-explant cultureを行い,このポリエステル繊維織布が人工気管の材質として適切であるかどうかを検討した。人工血管は濃度1%のTypeIコラーゲン(高研,KOKEN CELLGEN,牛真皮由来)酸性溶液に浸して厚くコーティングしたのち4%NH40で中和し,ゲル状のコラーゲンとしてコーティングを行った。さらにTypeIVコラーゲン(高研,KOKEN CELLGEN,牛胎盤由来)をコーティングしPBSにて洗浄中和の後,ラミニン(高研,Mouse由来)0.12mg(0.06mg/ml),フィブロネクチン(高研,ヒト血液由来)0.12mg(0.06mg/ml)をコーティングした。5羽の日本家兎より得られた気管組織を用い,培養液は無血清培地LHC-9を使用した.培養開始7〜10日後には気管支組織片の周囲へのUBE WOVEN-GRAFTの繊維の上でのNHBEC気管上皮の増生が観察された.TypeIコラーゲンにTypeIVコラーゲン・ラミニン・フィブロネクチンを併用する独自の新コーティング法がこの実験系においても有効であるものと考えられた。現在,人工血管に補強のためにリングを装着したものを開発中であり,置換実験に移行する計画である。
[実験2] 家兎気管の冷凍保存実験は現在気管の冷凍作業は進行しているが,長期冷凍群の作製を優先しているため,解凍後の検索はこれから行う段階である。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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