1998 Fiscal Year Annual Research Report
慢性関節リウマチでのT細胞のアポトーシスにおけるHLA-DRB1遺伝子の関与
Project/Area Number |
10671392
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
中川 琢麿 関西医科大学, 医学部, 助手 (90180249)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 忠信 関西医科大学, 医学部, 助手 (50157921)
小川 亮惠 関西医科大学, 医学部, 教授 (90077610)
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Keywords | 慢性関節リウマチ / HLA |
Research Abstract |
SCID(Severe・Combined lmmunodificiency)マウスに1987年のアメリカリウマチ学会(ACR)の診断基準を満たす慢性関節リウマチ(以下RA)患者の滑膜組織を移植することによりマウスのRAモデルを作成し,これに種々のCD抗体を投与することにより,その効果を調べる予定である。このコントロールとして,ACRの診断基準を満たさない単発心性関節炎,変形性関節症の滑膜を移植したSCIDマウスを用いる。滑膜は関節形成術を施行する際に採取している。現在は,RAモデルのSCIDマウスを作成している段階である。 具体的には,関節手術施行時に活動性のある滑膜炎組織を採取し,それをHematoxylin-Eosin染色し,三つのタイプ(び慢性滑膜炎型,絨毛性滑膜炎型,肉芽腫性滑膜炎型)に分類する。これに対し,抗CD8抗体,或いは抗CD20抗体を投与し,その抗炎症効果を検討する。 また各々の組織型とHLA-DRBl対立遺伝子型との関係も解析する予定である。 現時点において,HLA-DRB1対立遺伝子型は既にタイピングしており,RA患者の滑膜標本を集めているところである。
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