1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10671781
|
Research Institution | The Nippon Dental University(NDU) |
Principal Investigator |
外山 三智雄 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (00217564)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保坂 光雄 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (40130702)
那須 優則 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (50130688)
羽山 和秀 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (60120713)
|
Keywords | 単純X線 / X線CT / 血管新生阻害剤効果 / SRT-K / 骨シンチグラフィ / 抗腫瘍作用 / MRI / VX2担癌家兎 |
Research Abstract |
VX2担癌家兎に対するSRT-Kの抗腫瘍作用および血管新生阻害剤効果を評価するため、以下の項目について検討した。 1、VX2癌移植後の画像所見の評価 単純X線やCTでは5週目までVX2癌による骨浸潤はみられなかったが、^<99m>Tc-MDP血流イメージでは、2週目から軟組織内の腫瘍を描出でき、血流の多い部分ほど強い集積がみられ、necrosisの部分は逆に集積がみられなかった。この結果は、血流イメージは軟組織病変の血流状態の把握に有効と思われた。 2、VX2担癌家兎に対する放射線照射の抗腫瘍効果の評価 20Gy照射に比較して40Gy照射の方が腫瘍の縮小率、治療効果低濃度部分の割合は大きかった。 3、VX2担癌家兎に対するSRT-Kの抗腫瘍効果の評価 SRT-K投与家兎は対照家兎よりも腫瘍増大率が小さく、抗腫瘍効果がみられた。だが放射線照射の抗腫瘍効果に比べると、明らかに劣っていた。 4、SRT-K投与方法の違いによる抗腫瘍効果の評価 SRT-K投与によって腫瘍の縮小を認めたものはなかったが、腫瘍の増大率には差がみられた。静注5回投与家兎は7日目、12日目ともに最も腫瘍増大率が小さく、他の投与方法に比べ、最初から抗腫瘍効果を示すものと思われた。次いで局所10回投与家兎は7日目の腫瘍増大率は最も大きかったが、12日目は7日目よりも腫瘍の縮小がみられ、抗腫瘍効果発現までに時間を要した。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 外山三智雄、他6名: "下顎骨における歯肉癌と骨髄炎との鑑別診断〜^<99m>Tc-MDP血流イメージと^<67>Ga集積との比較〜"歯科放射線. 39. 182-183 (1999)
-
[Publications] 外山三智雄、他4名: "下顎骨骨髄炎における3phase骨シンチグラフィの検討"核医学. 36. 660 (1999)
-
[Publications] 外山三智雄、他4名: "VX2担癌家兎に対する^<99m>TcーMDP血流イメージの検討"日本画像医学会雑誌. 18. 272 (1999)