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1999 Fiscal Year Annual Research Report

放射線量低減効果に優れた新しいスペーサーの臨床評価と改良に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10671829
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

玉本 光弘  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00136110)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 濱田 泰三  広島大学, 歯学部, 教授 (50034244)
石井 敏也  広島大学, 歯学部, 助手 (70294569)
貞森 紳丞  広島大学, 歯学部, 助教授 (40187167)
Keywordsスペーサー / 放射線骨壊死 / 舌癌 / 組織内照射
Research Abstract

舌癌の放射線治療後に発生する放射線後障害(放射線骨壊死)を予防する目的で,スペーサーが使用されている。平成10年度の研究成果として,医療機関で使用されているスペーサーの実態調査を行った。その結果,スペーサーの材質として種々の材料が用いられており,その製作法,形態等については,規格統一されたものはないことがわかった。さらに製作に熟練と時間を要することがわかった。そこで,本年度は,より簡便なスペーサー製作法を確立し,本スペーサーを臨床応用して,以下の結果を得た。
1.簡便なスペーサー製作術式
1)印象(アルジネート印象材),2)作業模型作製(硬石膏),3)咬合床作製(床用レジン,パラフィンワックス),4)辺縁形成(コンパウンド,パラフィンワックス),5)咬合採得(パラフィンワックス),6)複製印象(アルジネート印象材,複製フラスコ),7)トレー用レジン填入,8)形態修正,研磨,9)試摘,調整,10)装着
以上の手順で製作する。製作の日数は3日(実日数2日)で,従来の10日(実日数5日)から大幅に短縮することが可能となった。
2.スペーサーの臨床評価
1)本スペーサーは,セット時の調整に時間を要するものの,製作がきわめて簡便であった。
2)製作した患者全員が,治療期間中24時間,本スペーサーを装着していた。
3)長期の経過観察が必要であるが,現在のところ放射線後障害の発生は1例もない。
以上の結果から,本スペーサーは,製作が簡便で臨床的にも有効であることが示唆された。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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