1999 Fiscal Year Annual Research Report
微量で強い抗癌作用を有する海洋産天然物ハリコンドリンB活性本体の探索研究
Project/Area Number |
10671995
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
堀田 清 北海道医療大学, 薬学部, 助教授 (50181540)
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Keywords | ハリコンドリンB / ポリエーテル / 殺細胞活性 |
Research Abstract |
ハリコンドリンBの中で最も作用発現に重要であると考えられる構造であるポリエーテル部分のFG環部分(1,6-dioxa-cis-de caline骨格)をδ-hydroxy-α,β-不飽和エステルの立体選択的分子内Michael反応を利用し、可能な4つジアステレオマーを合成する方法論を開発することができた。そのKB細胞を用いて殺細胞活性試験を行った結果、FG環部分にはほとんど活性が認められなかった。ポリエーテル部分にはかなり強い殺細胞活性があることがすでに分かっていることから、残りの部分に活性部位のあることが示唆された。
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Research Products
(1 results)