2000 Fiscal Year Annual Research Report
小児リウマチ性疾患患者のQOL(生活の質)に関する研究
Project/Area Number |
10672130
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Research Institution | KAGOSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
鉾之原 昌 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40041412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深野 佳和 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40189915)
今中 啓之 鹿児島大学, 医学部, 講師 (80223329)
武井 修治 鹿児島大学, 医学部, 講師 (60175437)
大渡 昭彦 鹿児島大学, 医学部, 助手 (30295282)
塩川 睦子 鹿児島大学, 医学部, 教授 (00206046)
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Keywords | 小児リウマチ / QOL(生活の質) / 膠原病 / 若年性関節リウマチ / SLE / 日常生活動作 / 成長障害 / 骨塩量 |
Research Abstract |
研究代表者鉾之原は、鹿児島大学医学部小児科で小児リウマチ性疾患130数名の患児を管理しており、これらの患児については、武井講師他とチームを組み直接診察と同時に面接による調査やテストを実施してきている。更に過去に受診していた患者にはアンケート調査を行っている。現在、患児の日常生活実態調査とQOL調査、心理調査、リハビリテーションの方などの調査、臨床症状の障害の程度と筋力や、骨塩量の比較検討などを、データ化しつつある。 これまでの成果としては、患児の成長障害と骨代謝に関する研究(日本リウマチ学会、九州リウマチ学会)において、膠原病の疾患別の成長経過や、ステロイド等の影響、罹病期間との関係などを発表した。小児膠原病患児のキャリーオーバーの実態についての研究(第46回日本小児保健学会)では、学校生活や社会生活での経験から、いろいろの不都合があり、生活面の指導の必要性が解った。また、小児膠原病の健康観のQOLの研究として、SDI,SLEDAI,CHOを用いた調査(九州リウマチ学会、日本小児保健学会)では、臓器障害や罹病期間などとの関係が自己評価で外見、運動能力、学力などに影響していることがうかがわれた。 以上のデータを分析して報告書にする予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Takei.S,Hokonohara M et al: "Incidence and factors related to remission in children with juvenile rheumatoid arthritis (JRA)"Arthritis and Rheum.. 41・S. 49 (1998)
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[Publications] 今中啓之,鉾之原昌 他: "重篤なLupus Retinopathyを起した抗リンパ脂質抗体陽性SLE男児例"リウマチ. 39・1. 22-26 (1999)
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[Publications] 今中啓之,鉾之原昌: "長期経過例からみた自己免疫患の問題点-若年性関節リウマチ-"小児内科. 31・11. 1577-1580 (1999)
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[Publications] 鉾之原昌: "今日の小児治療指針第12版、リウマチ熱、リウマチ性心炎"医学書院. 183-184 (2000)