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1998 Fiscal Year Annual Research Report

感染看護システムの構築に関する実践的研究

Research Project

Project/Area Number 10672245
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

大湾 知子  琉球大学, 医学部, 講師 (90295311)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高良 武博  琉球大学, 医学部, 助手 (20305197)
植村 恵美子  琉球大学, 医学部, 講師 (00223503)
斎藤 厚  琉球大学, 医学部, 教授 (90039842)
草野 展周  琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (30195424)
健山 正男  琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (50274907)
Keywords感染看護 / インフォームド・コンセント
Research Abstract

【目的】 :MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染対策のインフォームド・コンセント(以下IC)を主として1.看護者が把握した患者のニーズとその対応 2.看護者の役割としての同席 3.患者の精神的問題に対する看護ケア 4.在宅療養へ移行するMRSA保菌者の不安と看護者の対応に関する実態を明らかにする。
【方法】琉球大学附属病院における看護者155名に調査を行った。
【まとめ】看護者の意見として、患者がIC時の説明を希望する理由は自分の病気が気になる、病状を知るのは当然である。希望しない理由は主治医を信頼し任せる、説明を受けても分らないであった。ニーズは、隔離、感染状況などを中心に、医学用語より一般用語を用いて統一した内容を再度詳しく説明することであり、患者の治療方針の決定は、主治医に任せる45.6%であった。不安や不満の受容、理解不足など患者のニーズに看護者は補足説明を最も多く行っていた。医師が説明する際に同席した看護者は29.8%であった。同席は、患者の理解不足に対して再度の説明を医師に依頼、感染対策の助言、説明の記録や保証などの看護ケアにおいて有効であった。患者の精神的問題は、MRSA感染対策の説明後に生じることが多く、その原因としては隔離によって面会や行動を制限されることが最も多かった。患者の心理的反応は、不安、ストレス、孤独感、ショック、不安の順に高かった。精神的問題に対する看護ケアは、患者の心理状態を把握し、傾聴、共感することであった。在宅療養へ移行するMRSA保菌患者の看護経験がある看護者は46人(29.7%)であり,そのうちの34人が在宅療養に移行する出者に不安を把握した。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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