1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10680198
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山下 元 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (40112990)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲井田 次郎 日本大学, 理工学部, 助教授 (40102420)
須田 宏 慶応大学, 商学部, 教授 (80046268)
石垣 春夫 早稲田大学, 教育学部, 教授 (60063492)
小島 順 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50063540)
滝沢 武信 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (70119519)
|
Keywords | ファジィ理論 / ファジィ集合 / ファジィグラフ / ファジィ推論 / 教育評価 / 認知構造分析 / メンバーシップ関数 / 評価システム |
Research Abstract |
近年,CAエシステムをはじめ種々のメディアが開発されてはいるが,教育情報の評価はおもに人間がおこなうため,その判断基準は主観的になりやすい.このため,通常の教育評価には,少なからず「あいまいさ」が存在し,公正さを欠く場合も多い.本研究は,その一つの解決策一として,ファジィ理論を応用した客観的な教育評価システムを開発することを目的としている. 初年度の本年度は,ファジィ理論の基礎と応用の研究と,教育情報分析システムの設計をすることに努めた.具体的には,教育情報の分析に応用される近似推論法認知構造の分析に応用されるファジィグラフの近似表現法などを検討し.教育評価システムを構築するための数学的基礎とその応用について研究した. 関連して,その研究成果の一部は,Int'l Congress of Mathematicians,日本数学会,日本行動計量学会,日本ファジィ学会などで発表し,それぞれに,ある程度の評価をえた.また,これらの研究を基盤として,次年度以降は,ファジィ理論を応用した実践的な教育評価法,教材/認知構造分析法などの研究を行ないたい.
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 山下 元: "Approximate Analysis of Fuzzy Graph and its Application" Proc.of Int'l Congress of Mathematicians. Vol.23. 334 (1998)
-
[Publications] 山下 元: "ファジィ推論による離散データの評価法" 日本統計学会大会論文集. Vol.66. 295-296 (1998)
-
[Publications] 稲井田 次郎: "ファジィ理論を応用した教育評価システム" 日本行動計量学会大会論文集. Vol.26. 440-443 (1998)
-
[Publications] 稲井田 次郎: "ファジィ推論を応用した教育評価法" 日本ファジィ学会大会論文集. Vol.14. 659-660 (1998)
-
[Publications] 佐藤 章: "ファジィグラフの特性解析システム" 日本教育工学会大会論文集. Vol.14. 353-354 (1998)
-
[Publications] 奥田 良治: "ファジィ推論における単調性の解析" 日本数学会大会講演アブストラクト. 応用数学. 74-77 (1998)