1999 Fiscal Year Annual Research Report
聴覚障害児と健聴児の数学的論理接続語を中心とした認知的構文の比較分析
Project/Area Number |
10680200
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
手島 勝朗 聖徳大学, 人文学部, 教授 (70236967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 明 筑波技術短期大学, 一般教育等, 助手 (60289791)
江森 英世 関東学院大学, 工学部, 助教授 (90267526)
根本 匡文 筑波技術短期大学, 一般教育等, 教授 (70228295)
米山 文雄 筑波技術短期大学, 機械工学科, 助手 (20220775)
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Keywords | 数学的理論接続語 / 認知的構文 / 論理接続語 / 聴覚障害児 |
Research Abstract |
本研究の目的は,数学で多用される論理的な接続語を中心とした認知的構文について,聴覚障害児と健聴児の場合について比較分析することである.そのために,平成11年度は(3)数学的意味の構成に伴う論理的な接続語に関わる困難性についての理論的検討と(4)数学的意味の構成に伴う論理的な接続語に関わる困難性についての実証的検討を目標としてきた. そのなかで,数学の文脈で使われる論理的な接続語の指示する意味が,日々自然にそれを使ういわゆる日常の文脈で指示する意味とは必ずしも一致しないことが原因となり,数学の文脈で使われる論理接続語を子どもが認知理解することが難しいということがわかってきた.一方で,論理的接続語の使用以前に,その表象である子どもの推論をいかに評価し,指導すべきかという問題の解決が,子どもたちの論理的思考力の育成において必要であり,重要な課題であることが明らかにされた.私たちが取り組むべき次の課題は,「聴覚障害児のコミュニケーション分析に基づく数学的推論能力育成のための指導法の開発」である.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 手島 勝朗: "算数のよさに気づく課題設定の工夫"ニチブン「クレアール 算数のよさを味わい生活に活かす子ども」. 220-225 (1999)
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[Publications] 江森 英世: "今の討論は何点だった?-コミュニケーションを互いに評価させる取り組みについて-"新しい算数教育研究. No.342. 30-31 (1999)
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[Publications] 森本明、米山文雄 他: "大学1年生の数学の学習指導における個人差"日本特殊教育学会第37回大会発表論文集. 317 (1999)