1999 Fiscal Year Annual Research Report
探究と創造のためのマルチメディアネットワーク学習環境の開発と授業実践に関する研究
Project/Area Number |
10680218
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
正司 和彦 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (10029283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森広 浩一郎 兵庫教育大学, 情報処理センター, 講師 (40263412)
長瀬 久明 兵庫教育大学, 学校教育センター, 助教授 (10127269)
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Keywords | マルチメディア / ネットワーク / 学習環境 / Webサーバ間連携 / 分散マルチメディア教材 / 動的リンク / 授業実践 |
Research Abstract |
11年度は、マルチメディア教材がネットワーク上に分散している場合に、それらを一体化して取り扱い、学習者が一つの学習環境と見て利用できる機構を開発するとともに、マルチメディアネットワーク学習環境のオーサリング法を開発し、これらを活用して複数の授業実践を行い、次の結果を得、報告書にまとめた。 (1)専用タグを用いる前年度のオーサリング法に基づいて、複数のWebサーバがお互いに検索依頼情報、検索結果情報を交換し、学習者からの問い合わせに対して連携して動作し教材をハイパーリンクする動的リンク機構をOGIを用いて開発した。 (2)この検索Webサーバ群に対して、新たな検索Webサーバを容易に追加できる機構を加え、ネットワーク上の協同学習環境を柔軟に追加変更できるようにし、多くの学校が容易に遠隔コミニケーションに参加するための準備を整えた。 (3)マルチメディアネットワークにおける子供の学習活動についてまとめ、これを支援する教育的機能を整理し、学習環境をオーサリングする方法をまとめた。 (4)小学校、中学校において、ネットワークを用いて種々の形態・方法の授業実践を行い、また高等学校においてはシミュレーションやモデリング、データベース教材を開発した。 (5)単元計画、学習環境、開発教材、実践記録、および分析と知見を、6つの授業実践についてまとめ、これらを授業を分析して、高度情報化時代における新しい授業実践の方法論を提案した。
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