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1998 Fiscal Year Annual Research Report

幼児の心の豊かさを育てる身体表現の教材研究

Research Project

Project/Area Number 10680269
Research InstitutionOsaka Kyoiku University

Principal Investigator

古市 久子  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (10031684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 光子  華頂短期大学, 助教授 (30132286)
増原 喜代  奈良保育専門学院, 非常勤講師
川村 晴子  大阪女子短期大学, 教授 (20153017)
Keywords身体表現の教材 / 子どもの心のアンケート調査 / 日常保育で見られる子どもの感情 / 「喜ぶ」表現 / 「怒る」表現 / おはなしの構成 / 『あおむしとんだ』 / エピソード
Research Abstract

身体表現の教材を作成するにあたり、心の豊かな子どもを育てる観点から問い直すための第1歩として、10年度は次のような研究成果をみた。
1. 幼児の心についてのアンケート
子どもの心をみるために、日常目にする感情表現についてアンケート調査を行った。対象は、大阪市・奈良市・豊中市・京都市の360人の幼稚園・保育所の先生である。その結果、本研究の対象児の3歳児になると、感情はしっかりとできており、日常多くの場面で身体で表現されていて、表現活動を行う心的基盤はできていることがわかった。中でも「喜び」の場面はどの年齢においても最も多く目にしており、今までできなかったことが成功したときに多くみられた等、各感情は年齢によって表現形態に特徴があることが明らかになった。
2. 身体表現の教材作成
アンケートで得られた結果をもとに、子どもにとって感情が素直にでる場面を含むものとして、『あおむしとんだ』という話を作った。あおむしが蝶へ変身して、あこがれの「跳ぶ」ことができるまでを綴ったものである。子どもの心にそった表現をすることができるかを検討するために月に1回の研究会を行い、研究者同士で実践しながら作品の構成・作曲・振り付け等を行った。そして、幼児の心の調査の結果と合った内容になっているかについて、「喜ぶ」 「やさしい」感情はどの年齢においても共通にできるが、「怒る」場面は加齢に伴い著しく減少することから、年長児では対話の流れで表現する等の工夫を要する等を検討しつつ、教材を作成した。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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