1999 Fiscal Year Annual Research Report
高層建築群の移動時間からみたコンパクト性に関する研究
Project/Area Number |
10680421
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
腰塚 武志 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50011094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 勉 筑波大学, 社会工学系, 講師 (00282327)
大澤 義明 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (50183760)
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Keywords | 高層建築群 / 移動時間分布 / コンパクト性 / 垂直移動 / 総移動時間 / エレベータの性能 / 新宿高層ビル |
Research Abstract |
前年度,垂直移動にエレベータを想定し,待ち時間を考慮に入れ,理論の整備と整理を行った.具体的には複数個のエレベータシステムを用いた場合の移動時間分布を解析的に計算するのは困難なので,エレベータの待ち時間に関して確率密度関数を想定し,さらにエレベータの速度については速度の平均値が標準偏差が階段に比例するものと仮定し,移動距離分布を求める理論を構築した. 今年度は主として,新宿高層ビル街において前年度の理論を検証すべく,調査を行った.具体的には,まず調査範囲を定めて各建物各階の床面積を調査する.次に,この床から一様に交通を発生させ,一様に行き先を定める.この場合,交通の独立性と調査の効率性を考え,一様乱数の発生についても吟味しなければならなかった. 実際の調査は,上述の乱数により定められた道順に従い,地上部分の移動時間,エレベータの待ち時間,エレベータの運行時間を,大量のアルバイターを動員して計測した. 地上部分についてはグリッド状のネツトワークにおける分析が必要であり,これも今年度得られた成果である.
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Research Products
(11 results)
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[Publications] 腰塚武志: "移動からみた放射状と格子状ネットワークの比較"日本都市計画学会平成11年度論文集. 763-468 (1999)
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[Publications] 腰塚武志(共著): "移動費用を最小にする職住分布モデル"日本都市計画学会平成11年度論文集. 775-780 (1999)
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[Publications] 腰塚武志(共著): "都市空間(不定形)における距離分布"日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集. 74-75 (1999)
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[Publications] 腰塚武志(共著): "非凸領域の流動量分布と部分領域を通過する流動量"日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集. 76-77 (1999)
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[Publications] 腰塚武志(共著): "ネットワークの流動量から見た集計誤差に関する考察"日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集. 78-79 (1999)
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[Publications] Y.Ohsawa: "A bicriteria location model for an undesirable facility."The 15th International Federatoin of Operational Research Societies, (Beijing, China).. 108-109 (1999)
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[Publications] 大澤義明(共著): "迷惑施設のパレート最適集合"日本オペレーションズ・リサーチ学会秋季研究発表会アブストラクト集. 108-109 (1999)
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[Publications] Y.Ohsawa: "A geometrical solution for quadratic bicriteria location models."European Journal of Operational Research. 114(2). 166-174 (1999)
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[Publications] 鈴木勉: "移動損失基準による地域施設密度と人口密度の理論的関係に関する研究"日本建築学会計画系論文集. No.521. 183-187 (1999)
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[Publications] 鈴木勉: "領域形状がネットワーク必要量に与える影響に関する数理的研究"都市計画論文集. 34. 769-774 (1999)
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[Publications] 鈴木勉: "職住複合形式に着目した最適職住配置パターンに関する研究"都市計画論文集. 33. 55-60 (1998)