1998 Fiscal Year Annual Research Report
リハビリテーション評価のための痙性の臨床的測定法の開発
Project/Area Number |
10838013
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
西村 尚志 信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (10020926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 雅美 信州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (50262738)
藤原 孝之 信州大学, 医療技術短期大学部, 教授 (40181416)
木村 貞治 信州大学, 医療技術短期大学部, 講師 (70252111)
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Keywords | 痙性 / リハビリテーション医学 / 筋力測定 / 伸張反射 |
Research Abstract |
張力測定装置の開発について 徒手的な他動的伸張時の筋張力測定を行うために,検者の手掌部に直接装着できる圧ひずみセンサーを用いた筋張力測定装置を開発した. 当初,手袋型の計測装置の手掌面に剛性部を作り,同部分の4〜5ヶ所に歪み計を設置する方法を試みた.しかしながらこの方法では,計測面の接触性に優れるものの,複数の動歪み測定器が必要であり,しかも手掌面に加わる力を合成して,筋カに変換するための計測回路が必要となり,安定した筋力測定には限界があった. そこで,手掌面に収容できる2枚の剛体の間に4個の小型ロードセルを設置し,それらの出力を演算回路で合成した出力を1台の動歪み計で計測し,較正値をもとに直接筋力を計測できるものとした.完成した計測端子は,外寸95×40×15mmで,筋カ測定時の検者手掌部への固定性は良好である.また測定値の直線性は0〜20kgで良好であった. 現在,健常者を対象とし,肘関節屈筋および伸筋に対する徒手による他動的伸張を行い,伸張時の痙性筋の抗力を張力測定装置から,伸張反射性筋放電を現有の筋電計から,関節運動変化を角度・加速度計からそれぞれ導出して計測しているが,安定した計測が可能になっている.次年度は片麻痺を中心とした痙性麻痺を有する対象群の計測を開始する予定である
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