2000 Fiscal Year Annual Research Report
アジア経済の再構築と日系企業の新戦略-地域統合・企業連携・市場再編のシナリオ-
Project/Area Number |
11303003
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
村岡 輝三 国学院大学, 経済学部, 教授 (60089977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
公文 溥 法政大学, 社会学部, 教授 (50061239)
板垣 博 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20125884)
安保 哲夫 帝京大学, 経済学部, 教授 (90013028)
小井川 広志 名古屋学院大学, 経済学部, 助教授 (50247615)
上山 邦雄 城西大学, 経済学部, 教授 (90095307)
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Keywords | アジア経済 / 地域統合 / 日系企業 / 自動車・部品産業 / 電気・部品産業 / 技術革新と移転 / 国際競争力 / 日本的経営・生産組織 |
Research Abstract |
今年度の研究実績は、次の3部分に分けられる。 (1)研究会の開催。自主研究会と講師招請研究会をそれぞれ3回、合わせて6回行った。自主研究会では問題意識の共有化と海外・国内現地調査のための研究課題の集約化が図られた。また講師招請研究会では学識専門家と実務経験企業家による中国・アジア市場再編成と日系企業戦略に関する報告を伺い、問題認識を深めた。 (2)国外・国内現地調査と資料収集。国外ではロシア極東・沿海地方(ウラジオストク、ハバロフスク)と中国東北3省(黒竜江、吉林、遼寧)を2週間(8月)にわたって環日本海経済交流と企業経営等に関して、インタビューを含む実態調査・資料収集をおこなった。 一方、国内では北九州、佐賀地方を中心に大手自動車工場と地場産業を調査訪問し、企業の競争力と地方の技術支援体制等に関する実態調査・資料収集をおこなった。 (3)研究成果の中間的報告・発表。学内においては紀要・研究会、学外において学会、シンポジウム、学会誌等において各分担研究者が各自発表し(裏面の11.[研究発表]欄を参照)、今後の研究の深化に資するとともに、来年の継続研究に繋ぎ、総括に向けての蓄積をなす。 なお、以上の研究実績をあげるに当たり、関連する近隣研究会との切磋琢磨も不可欠と考え、数回にわたって合同研究をおこなった。また、最終年度に当たる来(平成13)年度の研究成果の纏めに向かっての議論も始めた。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] Teruzo Muraoka (TWU): "Colonization and NIEs'lization of Taiwan Economy in Blending with Japan's Globalization"Presented at the Seminar of "Taiwan's Modernization in Global Perspective. 1-17 (2000)
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[Publications] TWU Jaw-Yann: "The Lessons from Asian Crisis"Osaka City University, International Symposium. 1-16 (2000)
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[Publications] 村岡輝三: "東アジア回廊の形成"「21世紀日本のあり方」NIRA国際シンポジウム. 55 (2001)
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[Publications] 板垣博: "経済危機下のアジアにおける日系工場"『武蔵大学論集』. 48-3&4. 55 (2001)
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[Publications] 公文溥: "欧州における日本型ハイブリッド組織の形成"『社会志林』法政大学社会学部. 47-3(Forthcoming). (2001)
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[Publications] 小井川広志: "カレンシーボードの経済学:香港政庁の政策対応"名古屋学院大学論集社会科学編. 38-1. 27 (2001)
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[Publications] Twu Teruhiko: "K.W.Radtke & R.Feddema ed.Comprehensive Security in Asia"The Recent Asian Currency Crisis and Its Implication. 15 (2000)
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[Publications] 板垣博: "高橋・林・日高 編『経営管理方式の国際移転』"アメリカ・東アジア・イギリスにおけるハイブリッド工場. 20 (2000)