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1999 Fiscal Year Annual Research Report

ウ蝕への系統的対応のためのクリニカルカリオロジーの確立に関する総合的研究

Research Project

Project/Area Number 11307044
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (A)

Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

岩久 正明  新潟大学, 歯学部, 教授 (70013927)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福島 正義  新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (30156773)
岡本 明  新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10143786)
子田 晃一  新潟大学, 歯学部, 助教授 (90018755)
鮎川 幸雄  新潟大学, 歯学部, 助手 (00183145)
吉羽 邦彦  新潟大学, 歯学部・附属病院, 助手 (30220718)
Keywordsウ蝕 / クリニカルカリオロジー / リスクファクター / 修復材料 / バイオフィルム / レーザー / ウ蝕予防 / ウ蝕細菌
Research Abstract

本研究は、従来の修復を中心としたウ蝕への対応から根本的に発想を転換し、ウ蝕をその原点に戻って感染症として問い直し、ウ蝕学という全体の立場からその対応を計ることを目的として企画されたものである。すなわち、ウ蝕への系統的対応のためのクリニカルカリオロジーの確立に関する総合的研究であり、本年は3年計画の初年度として、まず、感染症としての基本である細菌について、従来明らかにされてこなかった偏性嫌気性菌を中心に、特にDNAレベルでの研究に着手し、興味有る成果を得た。また、ウ蝕発生における各種リスクの検討を進め、レーザーを用いた初期ウ蝕病巣の診断について取り組んでいる。また、ウ蝕の極めて初期レベルの構造について、レーザー顕微鏡による詳細な観察を行うと共に、その進行をとどめ、健全な状態を取り戻すための、歯硬組織のレーザー処理法について、本研究費により購入したレーザー装置により研究を進めている。
一方,ウ蝕発生と進行にかかわるバイオフィルムと細菌など薬剤の影響に関して、共焦点レーザー顕微鏡を用いた研究を行っている。また、修復に関して、その再発を防止するための歯質強化材料および、歯質と修復材の間への細菌侵入を防ぐための優れた接着性修復材の研究を続けている。
なお、すでに進行中のウ蝕への対応としては、感染歯髄をも極力保存するための抗菌剤による処置法及び被蓋硬組織形成についての各種組織学的、免疫組織学的手法を用いた研究を行っている。
また、若年層のウ蝕発生予防のためのカリエスファクターの分析と対応と共に、高齢化社会にあって増加する高齢者の根綿ウ蝕予防のための対応についての研究を行っている。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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