1999 Fiscal Year Annual Research Report
日本人と外国籍従業員の間のコミュニケーション摩擦に関する調査:認知的基礎研究
Project/Area Number |
11410034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
西田 ひろ子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (00218166)
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Keywords | 異文化間コミュニケーション / 中国人の企業行動ルール / 米国人の企業行動ルール / 文化スキーマ分析 / スキーマ理論 |
Research Abstract |
1.本調査の枠組みとして用いるスキーマ理論について最新の文献について調査した。また、スキーマ理論に関連する研究分野(例えば、状況分析に基づいて人間の行動を解明しようとしている社会的スキル研究など)についても最新の文献について調査した。さらに、最近の異文化間コミュニケーション研究についての文献調査を実施した。これらの文献調査の結果から、人間行動研究の基盤として、また異文化間コミュニケーション研究の基盤としても、スキーマ理論は重要な役割を果たすだけてなく、必要不可欠であることが再確認できた。 2.上記文献調査と並行して、中国人、米国人の企業環境における行動ルールについての文献調査を実施。これにより、日本人の行動ルールと大きく異なる状況及び行動ルールを抽出した。平成8年〜10年度に実施した「フィリピン、マレーシア進出日系企業調査」に用いられた質問項目との関連を考慮しながら最終的に調査対象となる質問項目を選択し、調査用質問票を作成した。 3.調査用質問票を英語と中国語に翻訳。翻訳内容について英語と中国語を母語とする者に再度調べてもらう。 4.調査協力企業を特定した。
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