2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11410045
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
碓井 たかし 金沢大学, 文学部, 教授 (40079447)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 健良 金沢大学, 文学部, 助教授 (50211066)
溝部 明男 金沢大学, 文学部, 助教授 (90127142)
橋本 和幸 金沢大学, 文学部, 教授 (80031798)
田邊 浩 金沢大学, 社会環境科学研究科, 助手 (50293329)
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Keywords | 地域福祉 / 社会ネットワーク |
Research Abstract |
国内調査 金沢市の地域福祉の拠点である善隣館の予備的調査を行った。 社会的ネットワークの観点から、金沢市内において、調査票を用いた戸別訪問面接調査を行った。サンプルは20歳から65歳未満の有権者から無作為抽出し、有効回答は263人であった。高齢者に関する調査項目には、希望する介護者、介護と性別役割意識、介護における場所の希望、ネットワークの大きさなどを用いた。現在、分析中である。 また、市内の人口増の投票区と人口減の投票区から500のサンプルをとり、質問紙調査を行った。後者の投票区サンプルでは、居住年数の長さ、高齢者の多い事情のためか、地域福祉施設や福祉サービスに関心の高い人が、有意に多かった。 国際比較と現地訪問(資料収集・レフェリー) スウェーデン:昨年の現地訪問の成果をもとに学外、社会学外の分野の専門家を迎え、特にコミューン間格差について、ワークショップで検討した。 イングランド:港町で、最大の農業生産地域であるボストンの人口基礎統計、産業別従事者別の人口などによって、地域社会と福祉を考える基礎データにあたった。 ロンドンとアムステルダム:情報のネットワークのデータベース作成のため、ロンドン・LSEのIBSSオフィス、アムステルダムのSRMドキュメンテーション・センターを訪問して、日本の学術情報のあり方の参考にした。
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