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2000 Fiscal Year Annual Research Report

職業人再教育志向型大学院の構造分析とその展望に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11410081
Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

鬼頭 尚子  国立教育政策研究所, 生徒指導研究センター, 研究員 (00290859)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 礼子  同志社大学, 文学部, 助教授 (90288986)
清水 一彦  筑波大学, 教育学系, 教授 (20167448)
草原 克豪  拓殖大学, 副学長 (90297086)
山田 兼尚  国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 部長 (40000070)
村田 治  関西学院大学, 経済学部, 教授 (30182124)
Keywords社会人 / 職業人 / 再教育 / リカレント / 夜間大学院 / 昼夜開講制
Research Abstract

本年度は、アメリカにおける職業人再教育志向型大学院の状況について、カリキュラムの現状、入学及び授業修了時の学力評価の方法、修了時に取得できる学位や資格、社会人学生のプロフィール(基本的属性、入学目的、勤務先との関係、修了後の進路など)、授業料の減免など学生への支援措置、教員の採用方法ならびに学校経営の状況などについて訪問面接調査を行った。その結果、次のような成果を得ることができた。
(1)アメリカの大学院においては、教育内容が実践的な観点から組み立てられ、また教師も現場での職業経験がある人がほとんどであるなど、(学科・専攻の性格もあるものの)「社会との連続」のもとにカリキュラムが策定されている。
(2)上位の学位や資格に応じて、企業をはじめとする社会の側がそれにタイアップした勤務条件を用意することが通例になっており、「再教育の効果」が社会的に評価されるシステムが確立している。
(3)遠隔教育の導入など教育の方法が多様で、社会人学生を念頭においた形で展開されており、「大学へのアクセス」という点で、かなりの便宜が図られている。
(4)大学の運営が柔軟で、社会人学生の様々な要望に対応して行われている。
(5)いろいろなタイプのコース・専攻を用意しており、一部のコースなどでは仮に赤字だったとしても、(他のコースには人気の高いものを用意するなど)全体として収支が合うように工夫されている。
これに加えて、昨年度に実施した「社会人学生のプロフィール調査」のデータについて、有識者からの意見聴取も行いつつ、多角的な検討を加え取りまとめを行った。その結果、日本における「標準的な社会人学生」の姿が浮き彫りになった。
以上の成果をとりまとめ、報告書を作成した。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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