2001 Fiscal Year Annual Research Report
末吉家史料の目録作成と公開および同家史科の総合的研究
Project/Area Number |
11410088
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 孝之 東京大学, 史料編さん所, 教授 (30170757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 博文 東京大学, 史料編さん所, 教授 (80158302)
宮崎 勝美 東京大学, 史料編さん所, 教授 (60143533)
橋本 政宣 東京大学, 史料編さん所, 教授 (50013280)
小宮 木代良 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (90186809)
鶴田 啓 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (10172066)
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Keywords | 末吉家 / 平野庄 / 平野郷町 / 末吉家史料目録 |
Research Abstract |
最終年度の本年度は、目録と報告書の刊行を目指して、入力した目録データの点検・調整、末吉家史料の補足調査・撮影、研究報告会の開催、報告の執筆などを行なった。具体的には、昨年度において新たに調査・撮影し、焼付・製本した史料についてデータ入力作業を行ない、また末吉家に出張して目録作成上必要な追加撮影を行なった。この結果、最終的に写真帳は合わせて575冊となり、史料の点数も約1万点にのぼることが判明した。そして、昨年度までに入力済みのデータを合わせて、目録作成のための内容の点検、表記や体裁の統一等の作業を研究分担者によって実施した。目録は、研究報告書別冊『東京大学史料編纂所架蔵写真帳 末吉家史料目録』として印刷に付した。 一方、末吉家史料を利用しての研究面については、目録作成作業の進展に応じて、さまざまなテーマを設けて研究に取り組んだ。昨年度から引き続き第3回目の研究報告会を開き、近世前期の平野庄の概況および町政機構とその変化について、近世初期の平野庄の年寄・庄屋の動向についての2本の報告があった。本年度は、研究報告会は1回の開催にとどまったが、そこで報告された以外のテーマについても、新たな研究協力者の参加も得て研究の進展を図った。研究の具体的な成果として、研究報告書に7本の報告を収載することができた。
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