2000 Fiscal Year Annual Research Report
地域におけるNPOの知識ネットワーキング-経営学的実証研究
Project/Area Number |
11430021
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
小島 廣光 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80093029)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺本 義也 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (30062178)
平本 健太 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00238388)
金井 一頼 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50142831)
工藤 剛治 千葉商科大学, 商経学部, 専任講師 (70281780)
梅本 勝博 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教授 (40114938)
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Keywords | 地域 / NPO / 知識ネットワーキング |
Research Abstract |
平成12年度の前半では, 「地域におけるNPOの知識ネットワーキング」を分析するための理論的枠組みの構築を試みた.すなわち,前年度の研究成果(先行研究の多面的サーヴェイおよび予備的調査等)を踏まえて,研究メンバー間での意見交換やディスカッションを頻繁に行い,メンバーそれぞれの専門的見地からのアイディアが反映された,事例分析および定量分析のためのフレームワークを導出した. 次いで平成12年度の後半では,こうして導出されたフレームワークに基づき,地域における知識ネットワーキングを通して一定の成果を達成しているNPO9組織の詳細な事例研究を行った.調査対象となったNPOは,具体的には,(1)(財)北海道地域技術振興センター,(2)北海道NPOサポートセンター,(3)市民活動プラザ,(4)特定非営利活動法人WAC室蘭,(5)(社)小樽市シルバー人材センター,(6)NPO法人北海道開拓史の会,(7)(財)オイスカ,(8)北海道バーバリアンズラグビーフットボールクラブ,(9)特定非営利活動法人ケンパ・ラーニング・コミュニティー協会,を取り上げた. これら9組織の詳細な事例研究の結果,地域における知識ネットワーキングのあり方や問題点などが試論的にではあるが解明された.また,9組織の事例研究の結果を踏まえ,来年度に実施を計画している定量分析のための,(1)分析枠組みの改良,(2)調査対象組織のデータベース化,(3)変数の選択,および(4)概念の操作化も試みられた. なお,研究成果は,現時点では未だ全面的に公表できる段階にはないが,成果の一部分については,研究代表者の小島によって日本NPO学会において報告されている.
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Research Products
(1 results)