2000 Fiscal Year Annual Research Report
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11430026
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| Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
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Principal Investigator |
岡本 康雄 文京女子大学, 経営学部, 教授 (50012109)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新宅 純二郎 東京大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00216219)
桑田 耕太郎 東京都立大学, 経済学部, 教授 (50186558)
玉木 欽也 青山学院大学, 経営学部, 教授 (40188420)
周佐 喜和 横浜国立大学, 経営学部, 助教授 (50216149)
けこ 斗燮 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 助教授 (20262834)
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| Keywords | 工場レベルの競争優位 / 多次元の競争優位 / 生産活動の抜本的見直し / 頭脳をもつ工場 / EMS-EMCS / 情報技術と生産システム / 海外拠点の戦略的再編成 / ビジネスモデルの再構築 |
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| Research Abstract |
第2年度は、第一に、第1年度の研究活動を基礎に、エレクトロニクス、自動車の二産業を中心に国内の企業-工場調査を進め、その実態と問題の把握に努めた。第二に、同種の産業について、東アジアにおける日系製造拠点への技術移転、韓国企業の競争優位に関して実証分析を行った。第三に、第一、第二の作業をふまえつつ、合同研究会の討議で実証的成果について理論的考察を進めた。
このような研究活動を通して次第に、われわれに共通の問題意識として形成されてきたのは、自動車組立企業の競争優位はともあれ、エレクトロニクス産業における国内工場の競争力の低下、単なる製造工場を超えた開発と製造さらには販売との一元化の必要、さらには製造機能そのものの見直し・縮小・部分的売却、EMSなどへの生産委託、事業提携の推進、選別的海外移転の強化といったビジネスモデル構築の方向であった。そしてこの点は、程度の差はあれ、あるいは遅かれ早かれ日本の製造業一般の共通課題になると考えられた。
第3年度は、終了年度であり、このような研究活動の蓄積をふまえて、さらに台湾、米国などの企業について海外調査を進めると共に、合同研究会において今までの研究活動の総点検を行う。その上で本研究の主題である日本製造業の競争優位について、その現段階の特徴・問題点をあきらかにし、さらに再構築のモデルを提示することによって、研究報告をまとめていくことにしたい。
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